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黒岩 あゆみ様 オーストラリア幼稚園ボランティア 体験談

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黒岩 あゆみ様 オーストラリア幼稚園ボランティア 体験談

参加者プロフィール

お名前:黒岩 あゆみさん
渡航前の職業:社会人(保育関係/事務職)
渡航時の年齢:23歳

参加プログラム詳細

プログラム名:オーストラリア幼稚園ボランティアプログラム
渡航エリア:オーストラリア
期間:1週間 ※2024年9月16日(月)~9月20日(金)
滞在先:ホームステイ(平日2食、週末3食付)

幼稚園ボランティアに関して

このプログラムに参加した目的は何でしたか?

海外の保育の現場を自分の目で見て、体感したいと感じたから。日本では現在自治体にて、保育関係の部署で働いており、施設と運営面でやり取りをする業務をしている。ただ、日本では事務の面でしか関わりがないため、実際の保育の現場を見てみたいという思いがあった。その思いの中で出会ったのが幼稚園プログラムで、海外にも興味があるため異国の体験と幼稚園での関わりを叶えることが目的だった。

費用は全部でおおよそいくら掛かりましたか?

400,000円程度(航空券、保険、モバイルデータ通信、ツアー料金、お土産、食事すべて含む)

どんな活動やお手伝いをされましたか?

0歳児、1歳時クラスのクラスに参加した。外遊びの時に靴と上着を着用するお手伝い、食事の時の配膳、園児の身支度のサポート。残りは、自由遊びの時に一緒に遊ぶ。自由遊びでは、木のおもちゃでおままごとをしたり、タイヤ付きの車で一緒に遊んだりした。低年齢のクラスに入っていた分、音が鳴るおもちゃ、体全体で触って感じて五感を養う遊びに多く取り組んだ。また、0歳児の子は泣く子もいて、抱っこしてあげると泣き止んだので一緒にいることも多かった。

今回の活動について学んだことや感想を教えて下さい。

感想は、日本の保育の現場と比較して私がボランティアに行った園は園児一人ひとりに向き合う体制が整っていることを感じた。0,1歳児クラスはEmuクラスと呼んでいて、5人の園児に対して2人の担任でとても距離が近い印象を抱いた。その分、一人ひとりの名前を呼んだり、声掛けをしたりする機会が多く、園児と先生の信頼感は大きいと感じる。子どもたちにとっても1日の大半を過ごす上で安心していられる環境だと思う。また、園の先生は全体の子どもの様子を見つつ、育てるという役目も果たしていて振る舞いの点で学びが多かった。例えば、外遊びの時間は外で遊ぶこと、食事の時は食事に集中すること等、やってはいけないことをした時ははっきり叱る、褒める時は褒めるというメリハリがあった。子どもたちへの愛があるからこその先生としての役割は学びだった。

日本出発前にしておけば良かった事はなんですか?

現地の日本人のコミュニティを調べていったらよかったと思った。空港で、オーストラリア政府の委託を受けたアンケート調査をされたとき、相手は日本人の方でその子ども(小学生)は日本を学ぶコミュニティに入っていると聞いた。シドニー滞在の日本人が多いからこそ、日本文化に触れるための場が設けられていると知り、そこへ訪れる経験もしたかったと感じた。

この経験を今後どのようにつなげていこうと思っていますか?

今回の幼稚園ボランティアの経験を通じて、子どもを導く一歩大人の視点を持つ大切さを学んだ。先生は、子どもたちと一緒に遊ぶだけでなく、不測の事態(怪我、風邪)に瞬時に対応している。大きな視点で物事を見て、適切な時に必要な手が差し伸べられる行動力を身に付けたいと感じた。

活動日のスケジュールを教えてください。

7:00 起床
7:30 朝食 /メニュー(ホットティー)
8:45    学校到着
9:00~9:30   午前活動 / 内容(自由遊び、園児のモーニングティー)
9:30~10:45   午前活動 / 内容(外遊び:砂遊び、チョークでお絵描き、滑り台、ボール遊び)
11:00   昼食 / メニュー(玄米カレー、ラザニア、ミートパスタ、野菜と豆腐の玄米チャーハン等)
12:00~14:00   午後活動 / 内容(おむつ交換、午睡)
14:00~14:30   午後活動 / 内容(おむつ交換、午後のおやつ)
14:30~16:00   午後活動 / 内容(外遊びに同行、砂遊び、ボール、お絵描き、ままごと)
16:00~18:00   家到着 / 内容(セントラルにて買い物、観光)
18:50    夕食 / メニュー(エビとトマトのパスタ、ガーリックトースト、野菜チャーハン、ステーキ等)
19:00~21:00    自由時間 / 内容(自分の部屋にて就寝準備)
21:30    就寝

出発前と現在の英語力は何が違いますか?どれくらい伸びたと思いますか?

出発前と比べて、話したいと頭に浮かんだことは単語を繋げながら伝えられるようになったと感じる。出発前は文章をきちんと頭の中で組み立ててから口に出すしかできず、言えることが少なかった。しかし、1週間という短い滞在期間でも、毎日ホストファミリーと会話をする時間があった。そこで文章が頭の中で組み立っていなくても手振り身振りで伝えようという努力ができるようになった。その結果共有できる話題も増えた。

今後参加される方にアドバイスをお願いします

オーストラリアの幼稚園は、園ごとに特色や方針も異なり、日本の保育環境と違いを感じる部分も多くあると思います。だからこそ、面白いと思うので、たくさんの違いを感じて楽しんでください。そして、子どもたちも一人の個であり、自分で選び取り、行動する環境にいるので気づきも多くあると思います。

幼稚園スタッフのご自身に対する対応はいかがでしたか?

とても良くしてくれた

日本文化等の紹介はしましたか?

はい。日本の折り紙を持って行ったので、ちぎり絵をした。大きな白い画用紙に木を描いてそこにちぎった折り紙を貼ってもらった。0歳児、1歳児中心のクラスだったため、糊の使い方を練習する機会になったと先生が喜んでくれた。子どもたちも、糊を使って紙を貼るのを楽しそうに取り組んでくれたのでうれしかった。日本の文化とは異なるが、シールブックを持って行って遊んだ。動物のシールだったのでみんなで単語の練習をしながら遊ぶことができて楽しそうだった。

このプログラムの満足度を教えてください。また、この学習中に感じた事、学んだ事、心に残った事、辛かった事、嬉しかった事等あればお書き下さい。

満足度:80点/100点

幼稚園で子どもと一緒に過ごせたことで元気をもらえる日々だった。通常の旅行とは異なり、幼稚園という日常の中に飛び込むことでオーストラリアの国を全面に感じることができた。また、ホームステイも現地の方と交流を持つという上で大切な時間だった。 渡航後に行う現地オフィスでのオリエンテーションは自分にとってありがたかった。日本の女の子の知り合いができて、一緒に行動したり、お互いの幼稚園の状況をシェアできたりする関係になれた。週末もブルーマウンテンのツアーに参加できて、過ごし方も変わって嬉しい。 幼稚園で感じたことは、自由度の高さとワイルドさ。紫外線が強いため日焼け対策の大切さは聞いていたが、顔が真っ白に残るクリームの塗り方に驚いた。また、午睡時も自分の好きな態勢で寝ていた。日本は5分毎に呼吸の確認、仰向けに直す等繊細な部分があるので違いを感じた。日本とオーストラリアは幼稚園の位置づけも違うのかもしれない。現場に行くからこそその違いを感じられたのが楽しかった。オーストラリアでは免疫力が養われるたくましい子どもになりそう。 実際のボランティアは1週間という期間だったため、一緒に過ごして慣れることが中心となった。自分から働きかける前に終了したことが少し心残りだった。それでも小さな子たちが日に日に近づいて話しかけてくれるようになって嬉しい限りだった。次回は受け入れられたボランティアとしてではなく先生の一人のサポーターとして幼稚園で力になれたらいいなと思った。

生活に関して

滞在した地域はどんなところでしたか?

滞在地域はSummer Hill。駅はセントラルから電車が出ていて、Summer Hillから徒歩で20分。毎日良い運動だった。最も近い駅は徒歩5分圏内にLight RailのArlington 駅があり、中華街などに一本で行けるため良かった。ホストファミリーの自宅付近はのどかな住宅街で心地よく過ごせた。

ホストファミリーや食事のこと、楽しかった思い出、文化の違いなど滞在中感じたことや、ホストファミリーの良い点や悪い点を含め、を自由にお書き下さい。

ホストファミリーは愛があふれる家庭で1週間とても安心して過ごせた。到着時の最初の思い出は、着いた日の午後、次の日からの電車の使い方に困らないように、私を駅まで案内してくださったこと。その後、名所の広い公園のハイキング→ドッグランが有名なカフェに連れて行ってくれた。次の日からの通勤が不安だったのでその不安を取り除くことができて感謝だった。

生活の中では、ホストマザーが働きに行くときはホストファザーが食事の用意や家事をして、とても優しくもてなしてくださった。オーストラリアはお父さんとお母さん(女性と男性)が対等な立場で暮らしていることを感じた。息子さんも含めてお互いが自立していて、発言も平等、一人の人として大切にされている。

最初煙草が苦手なことを伝えると、配慮してくださった。言葉にして伝えることでむしろお互いを気遣える。自分という人を素直に出す大切さも教えてくれて学びの多い日々に感謝したい。


黒岩様、体験談を共有いただきありがとうございました!

  • 学校名: オーストラリア幼稚園ボランティア
  • 開始時期: 2024年9月
  • 期間: 1週間
  • 年齢条件: 18歳以上
  • 英語レベル条件: コミュニケーションが取れるレベルであればOK
  • 滞在タイプ: ホームステイ
  • ビザの種類: 観光ビザ

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