
K.Y.さん ニューヨーク短期ビジネスインターンシップ 体験談

K.Y.さん ニューヨーク短期ビジネスインターンシップ 体験談
お名前:K.Yさん
渡航前の職業:会社員
渡航時の年齢:32歳
参加プログラム詳細
プログラム名:ニューヨーク短期ビジネスインターンシッププログラム
渡航エリア:アメリカ・ニューヨーク
期間:8週間 ※2025年1月27日(月)~2025年3月21日(金)
滞在先:民間寮(The 99th Street residence)
NY短期インターンに関して
海外インターンシップに参加しようと思ったきっかけは何でしたか?
以前からアメリカでの生活・就業を経験してみたいと思っており、短期でそれらを経験できる機会があることをキャリアエクスチェンジを通じて知ったため。
今回の渡航エリアに決めた理由は何ですか?
世界の中心地で実際に生活し、働く経験をしてみたかったからです。元々NY一択でした。
インターンシップ先での業務内容をエピソードを交えて具体的に教えてください。
インターン先の企業は、米国で自社のプロダクトを販売したいと考える海外の企業(主に日本の中小企業が中心)をサポートする会社でした。米国進出を狙うクライアント企業のエージェントとして、企業に合わせた形のサポートを提供する役割を担っていました。 クライアント企業の米国支店としての機能も持ち合わせ、自社で在庫を抱えるリテールビジネスもしていたので、日々のルーチン業務として顧客から受けた注文をもとに倉庫からピッキングをして箱詰め、配送をするといった物流業務がありました。 また、トレードショーの準備のために、什器の運び出し、機材の組み立てといった肉体的な作業も多くありました。 小規模な会社なので、自社で色々やる必要があり、泥臭い業務がほとんどでした。 ただ、裁量も多分にあって、自分でExcelで作業マニュアルを作ったり、トレードショー用の商品カタログのフォーマットを作成して配布したりと、自身の経験を発揮できる余地を見つけて実行できる風土がありました。
インターンシップ先のスタッフの国籍割合を教えてください。
全員アメリカ人です。(女性3人)
インターンではどのようなシチュエーションで英語を使っていましたか?
社員とのコミュニケーションやチャットを使用する際に使用していました。
インターン参加中、最も楽しかったことは何でしたか? エピソードを交えて具体的に教えてください。
トレードショーで、様々な業界・業種の方と英語での接客、コミュニケーションを図れたことです。自身は幸い、渡航期間に3つの大きいトレードショーを経験しました。それぞれ、ギフト、ファッション、おもちゃ、と扱うカテゴリーや商材が異なるトレードショーに参加でき、刺激的で学びの多い機会でした。 所属する業界によって、人々のキャラクターや雰囲気が異なっているのも非常に興味深く感じました。 特におもちゃのトレードショーでは、日本のアニメやゲームも多く展示されており、日本のコンテンツがグローバルで人気があることを実感しました。日本のアニメやゲームを共通言語に、多くの異なる国籍の人と距離の近いコミュニケーションを取ることが出来て、自信にもなりましたし、純粋に楽しかったです。
インターン参加中、最も大変だったことは何でしたか?エピソードを交えて具体的に教えてください。
自身の場合、現地の英語のスピードに慣れるのに苦労しました。現地の人は相手に合わせて話すスピードをゆっくりにしたり、言い直してくれるような親切さは基本ないので、相手の話すスピードが早くて指示がわからなければ自分から聞き返したり、ここの指示がわからないといった風に具体的に自分から伝える必要がありました。 相手には変に期待せず、何かあれば自分から言うし、必要以上にかしこまる必要もないといった心持ちで日々過ごしていました。 就業先は意見や質問を積極的に受け入れる風土があり、わからなければ「わからない」、「こうした方がいいのでは?」と率直に言えるような雰囲気があったので、それによって相互に考えを理解して作業に従事することが出来ました。
このインターンシップを通して、自分自身が成長したと思う点はなんですか? エピソードを交えて具体的に教えてください。
やり方がよくわからなかったり、カオスな状況でも色々なツールや人の助けを借りて、何とか乗り切ったりすることが出来たし、最終的に自分は何とかできるという考えが自然に持てるようになった点。
インターンシップを通じて得たスキルや知識で、将来のキャリアに役立つと感じるものは何ですか? エピソードを交えて具体的に教えてください。
インターンを通じてというよりは現地での日々の生活の中で体得していったものですが、 ”とりあえずやってみる”、”体当たりの中でヒントを掴んでいく”といった良い意味でのがむしゃら感(desperate)が自分の中で育ち、それがインターンでの仕事や日々の選択、行動に良い方向付けをしていたと思います。 自分は元々ある程度の準備や算段をつけてから行動するタイプですが、現地では事前準備や知識がない中でクイックに決めたり、行動しないといけない場面に多く直面し、結局やってみないと本当のところはわからないと実感させられることが多々あり、自分の行動様式を見直すきっかけになりました。 何か選択や行動する際も、上手くいかないことが通常、成否がどうであれ試したことで前に進む!、といった感じで前向きな気持ちに自然にシフトするようになっていました。 初めから決まったやり方や綺麗な方法はないからまず一旦やってみる、ダメならその時考えよう、という良い意味での割り切りが自然とできるようになって、自分の中でバランスがよくなった感覚があり、それは1つの大きな収穫でした。日本で生活していたら、仮に意識していても、そういう割り切りができるようにならなかったと思います。
滞在先について
現地での滞在方法
学生寮(男女共用)
滞在先の良かった点を具体的に教えてください。
タイムズスクエアなど、マンハッタンの中心地へのアクセスが良かったです。 少し歩きますが、セントラルパークやメトロポリタン美術館にも徒歩で行ける距離にありました。
滞在先の悪かった点があれば、具体的に教えてください。
特に大きな不満はありませんでした。 ただ、部屋に暖房がなく、寮全体で各部屋の温度を管理するシステムになっており、自分で部屋の温度を管理できず、部屋が寒くても我慢しなければいけないこともありました。(受付のスタッフに言えば、調整してもらえましたがすぐには解決されなかったです。)
現地に持っていけば良かったもの、持参不要だったものがあれば教えてください。
持って行って良かったもの:ドライヤー、シェーバー、室内用スリッパ、ウルトラライトダウン(重ね着として)、切り餅と電子レンジ対応の餅網 持参不要:バスタオル

休日はどのように過ごしていましたか?
観光、街歩き、カフェ巡りなど。
一番思い出に残っている 休日のエピソードを教えてください。
エッジでのCity Climbです。NYの超高層ビル、エッジの最上部までハーネスを装着した状態で登り、頂上では端から寄りかかってNY中を一望しました。 幸い天気にも恵まれ、その時に見た景色と感じた興奮は今でも強く記憶に残っています。これまでの自分の人生の中でのハイライトの一つになりました。
渡航先の治安はどうでしたか?
滞在先の寮は大通りに近く、人も多くて特に危険と感じることはありませんでした。 特にマンハッタンは観光客が多く、地下鉄も聞いていたよりも安全でした。 ホームレスやDruggyは街中や地下鉄にいますが、基本目を合わせず無視していれば何もしてきません。
現地で友達は作りましたか?どのように作りましたか?
同時期のインターン生、トレードショーや観光で出会った人と連絡先を交換しました。現地ではWhatsAppを主に使用しました。

↑企業の社長さんとの食事

1ヵ月の生活費はどれくらいかかっていましたか?
娯楽費も含めると、少なくとも20~25万は必要になるかと思います。とにかく物価が高かったです。
インターン出勤日の食事はどのように用意することが多かったですか?
オフィス近くのピザ屋やベーグル屋、Deliを利用することが多かったです。
休日の食事はどのように用意することが多かったですか?
スーパーマーケットのDeli、カットフルーツ、牛乳・ヨーグルト、ベーグル、ドーナツなど、基本は買ったもので済ましていました。
現地での生活で苦労したことや、特に気をつけた方がいい点はありましたか?
日本よりも空気が汚く(特に地下鉄)、乾燥もしていたので、喉に違和感を覚えることが多くありました。 乾燥予防に加湿器がわりに洗濯物や濡れタオルを部屋に干したり、寝るときにはマスクをしたり、うがいをこまめにするようにしていました。
キャリアエクスチェンジのサポートに関して
キャリアエクスチェンジをご利用いただいた決め手はなんでしたか?
ホームページに情報がたくさんあり, カウンセラーの対応も早く, またメール返信などの対応が早かったからです。
キャリアエクスチェンジのサービスやサポートに関して、満足した点・改善が必要だと思う点があれば教えてください。
説明や質問への対応が終始丁寧でクイックにご対応いただき、しっかりと準備して渡航することができました。渡航に際し必要となる、保険の加入や航空券・ビザ、滞在先の手配などについてもサポート・相談体制が整っていると思います。
滞在先の寮の具体的な情報が、ほかの寮に比べて少ないように感じました。自身が滞在していたフロアには事前に聞いていた共用の自炊エリア(キッチン)はありませんでした。渡航前は情報不足から寮の具体的なイメージがつかず不安な部分もあったので、不要な荷物も持って行ってしまいました。
最後に
これから海外インターンシップ参加を検討している方へ、アドバイスをお願いします!
学生ではなく社会人の身分で、しかも自費渡航だったので、行ったからには悔いなくすべて吸収してやるという気持ちで渡航しました。今後二度と来れないかもしれないという気持ちで行きたいところはすべて行き、やりたいこともすべてやったので、日々が充実した濃い毎日で自分の人生の財産になりました。 それまで留学経験もなく、最後の海外旅行も25年以上前という状態で行ったので、今思うとよく決断したなと思いますが、行った方がいいという感覚があり即決し、タイミング的にも自分にとってはそれがベストで正解だったとはっきり言えます。 月並みな言い方ですが、行きたいとかやってみたいなという気持ちがフワっとでもあれば、それを素通りさせず、(機会や予算が許すのであれば)トライしてみた方がいいと思います。当然不安もありますが、嫌だったら最悪帰ってくればいいし、トライして少なくとも後悔はしないし、得るものは確実にあると思います。
K.Yさんとても貴重な体験談をお送りいただきありがとうございます!社会人として自費でNYインターンに挑戦されることは勇気が必要だったことと思いますが、しっかり今回の経験をご自身の糧とされている印象を受けました!K.Y.さんの益々のご活躍を心よりお祈り申し上げております!