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【Y.Mさん】ポートランド教師インターン生 2025年10月 中間活動レポート

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【Y.Mさん】ポートランド教師インターン生 2025年10月 中間活動レポート

今年の春に出発したインターン生から活動レポートが届きましたのでご紹介します!
Y.Mさんの第一回活動レポートはここからご確認ください。⇒ https://x.gd/KEQow

インターン⽣の紹介

名前:Y.Mさん
性別:女性
渡航時の年齢:21歳(大学4年次休学で渡米)
担当学年:小学校(3年生)・中学校(8年生)
派遣時期:2025年4月
派遣エリア:ポートランド

Q&A形式 活動レポート

折り返し地点ですが、担当するクラスの生徒達に変化はありますか?

新学期(新しい学年)が始まってからまだ1ヶ月ほどですが、生徒たちもようやく緊張がほぐれ、少しずつクラスの雰囲気に慣れてきたように感じます。

8年生は今月末(10月末)に南砺市と世田谷区からの訪問を控えており、その準備に取り組んでいます。生徒たちはそのイベントをとても楽しみにしていて、モチベーションが上がり、真剣に活動している様子が見られます。

また、日本語クラスのルーティーンとして、「教室に入ったらホワイトボードに書かれている目標と日付をノートに書き写す」という活動がありますが、最近ではその習慣が定着してきており、授業の進行も以前よりスムーズになってきたと感じます。

小学校については、私は今週が初めての週だったため、まだ子どもたちの名前を覚えたり、スケジュールや流れに慣れることで精一杯でした。そのため、まだ深く関わる機会は少ないですが、担当のK先生によると、子どもたちも少しずつ環境に慣れ、それぞれの個性が見え始めてきているとのことでした。

直近3カ月間に自身がやったもので、成功した活動や指導方法を教えてください。

8年生のクラスで、過去形の練習を目的としたワークシートを作成しました。内容は、私の週末の出来事をテーマにした短いエピソード文の中に、わざと間違った文を入れておき、生徒がその誤りを見つけて修正するというものです。例えば、「週末にホストファミリーと日本庭園に行ったでした。」という文を提示し、生徒に正しい文「週末にホストファミリーと日本庭園に行きました。」に直してもらいます。
 このワークはペア活動として行い、生徒たちは間違い探しのように楽しみながら取り組んでいました。また、活動の中で「これってだめなんだ」と自分で気づく姿が見られ、文法理解の定着につながったと感じました。

直近3カ月間に担当の先生がやっていたことで、印象に残っている授業やアクティビティについて教えてください。*

授業内容や、生徒の反応など

8年生のクラスで、担当の先生が「二人三脚」という四字熟語をテーマに授業をされました。 単に意味を説明するだけでなく、実際に外に出て生徒たちに二人三脚を体験させるというアクティビティを取り入れていたのがとても印象的でした。 生徒たちはペアになって歩きながら、最初は息を合わせるのに苦戦していましたが、次第に声を掛け合いながら協力するようになり、四字熟語の「協力して取り組む」という意味を体感的に理解していました。 授業後には、「もう一回やりたい!」という声も多く聞かれ、学習と体験がうまく結びついた授業だと感じました。 さらに先生は、後日の漢字テストに「二人三脚」を出題し、生徒が内容をきちんと覚えているかを確認していました。学びを一度の活動で終わらせず、テストで振り返らせる点もとても印象的でした。

直近3ヶ月間で、参加した学校内の行事やイベントを教えてください。

  • back to school night
  • MTMSキックボール大会

自身の最近の業務内容、学校での役割について教えてください。

8年生

  • ワークシートや漢字テストの作成
  • 授業中困っている生徒のサポート
  • 提出された宿題の丸付け
  • 添削

3年生

  • 宿題の丸付け
  • 添削
  • 授業中困っている生徒のサポート
  • 休み時間の見守り
  • 特別な授業(体育、図工等)の送迎(クラスからクラスまで)

英語力について、活動の中で、伸びや壁を感じたエピソードがありましたら教えてください。

英語力の面では、以前に比べて大体の内容を理解できるようになったと感じています。まだ一言一句を正確に聞き取れるわけではありませんが、話の流れやポイントをつかめるようになりました。例えば、英語の映画を見たときにも、全体の内容をおおまかに理解できるようになったことが自分の成長として感じられました。  一方で、壁を感じた出来事もあります。最近、新しいホストファミリーに移った際に、家族の方が「どこ出身なの?」「どんなところが好き?」などたくさん質問をしてくれましたが、一言二言しか答えられず、会話を広げることができませんでした。そのときに、自分からも質問したり、もう少し長く話を続けられるようにするためには、語彙力や表現力をさらに伸ばす必要があると強く感じました。

直近3ヶ月間で、ホストファミリーと遊びに行ったところや、一緒にやったことなどはありますか?

ホストファミリーとシアトルにいって、ドジャース対シアトル・マリナーズの野球の試合を見ました。大谷選手や、山本選手、佐々木選手を見ることはできませんでしたが、本場の野球の試合の雰囲気を体験することができてとても面白かったです。

教師アシスタントにおける今後に向けてのご自身の改善点や課題を教えてください。

特に3年生の子どもたちと接するときに、どのように声をかけたら勉強に意識を向けてもらえるかという点が課題だと感じています。現在は「静かにしてください」「○番を解いてください」といった、命令的な声かけが中心になっており、子どもたちに「なんでやらなきゃいけないの?」と聞かれたときに、うまく返せないことが多いです。 今後は、子どもたちが「自分からやりたい」「やらなきゃ」と思えるような、主体的な学びを促す声かけやココをもう少し具体的に書いてみよう!というような学習を深められるような声掛けを意識していきたいと考えています。そのためにも、指示の仕方や動機づけの言葉を学び、子どもの視点に立った関わり方を身につけていきたいです。

現時点までの経験を通して、ご自身が成長したと思う点を教えてください。

これまでの活動を通して、主に8年生とは生徒との距離感を意識しながら接することができるようになってきたと感じています。以前は、生徒が集中していなかったり、授業中におしゃべりをしていたりしても、「だめだよ」と優しく声をかけるだけで、なかなか聞いてもらえないことがありました。また、生徒が授業と関係のない話をしてきたときに、つい一緒におしゃべりしてしまうこともありました。しかし最近では、教師としての立場を意識し、やるべきときはしっかり注意する、駄目なものは駄目と伝えるなど、メリハリをつけて対応できるようになってきました。さらに、以前は特定の生徒ばかりをサポートしてしまうこともありましたが、クラス全体を見渡し、いろいろな生徒をバランスよく支援できるようになったと感じています。  また、質問を受けた際には、すぐに答えを教えるのではなく、生徒自身が考えられるようなヒントを与える工夫も少しずつできるようになってきました。こうした経験を通して、「教える」だけでなく「考えさせる」指導の大切さを学び、教師としての姿勢が成長してきたと感じています。

これまでに教師アシスタントとしてチャレンジできたことを教えてください。

自分で考えてワークシートを作成し、最後に担当の先生に確認してもらうようにしています。以前はすべて先生に相談していて、一つ一つの設問ごとで「こんな感じで大丈夫でしょうか」と確認していましたが、今は自分なりに工夫して形にしてから確認をお願いするようにすることで、主体的に取り組む力がついてきたと感じます。

これまでにプライベートでチャレンジできたことを教えてください。

プライベートでのチャレンジとして、プログラムで提供されているESLだけでなく、地域の図書館で行われているESLクラスにも参加しました。最初は緊張しましたが、積極的に話しかけることで友だちを作ることができました。

写真の共有

写真1

ホストファミリーとシアトルに車級の試合を見に行った時の写真です。日本人選手を見ることはできませんでしたが、初めてのプロの野球の試合で、アメリカの雰囲気を体験することができてとても楽しかったです。

写真2

これはロサンゼルスにあるグリフィス天文台に行った時の写真です。夏休みの期間に他のインターンとロサンゼルスとサンフランシスコに旅行に行きました。それぞれ2泊三日ずつで短い期間であありましたが、現地ツアーに参加してとても充実した旅行になりました。

写真3

これはホストファミリーとそのお友達家族とポートランドの日本庭園に行ったときの写真です。とても本格的で細かいところまで丁寧に手入れがされていて感動しました。日本を感じることができてとても嬉しかったです。

その他(感想、伝えたいことなど)

半年が経ったことが非常に早く感じられ、残りの半年もあっという間に過ぎてしまうのではないかと感じています。日本では数週間の教育実習以外で、これほど長期間現場で経験を積む機会はなかなかないため、このプログラムに参加できたことは、自分にとって非常に貴重で有意義な経験となっています。  これまでの活動を通して、生徒との関わり方や授業のサポート方法、声かけの工夫など、多くの学びを得ることができました。また、ホストファミリーにも、こちらからお金を払っていないにもかかわらず、いろいろな場所に連れて行ってくださったり、困ったときにサポートしていただいたりと、日々感謝の気持ちでいっぱいです。  残りの期間では、これまで学んだことをさらに実践に生かし、自分自身の英語力や指導力をさらに高めていきたいと思っています。特に、より多くの生徒と関わりながら、主体的に考えさせる指導や、クラス全体を見渡したサポートができるようになることを目標に、最後まで精一杯頑張りたいです。

活動レポートをご提出いただきありがとうございました!
アメリカ・ポートランド教師アシスタントインターンにご興味がおありでしたら以下プログラムページをご確認ください。

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