【Y. Hさん】ポートランド教師インターン生 2024年10月 活動レポート
今年の夏に出発したインターン生から活動レポートが届きましたのでご紹介します!
インターン⽣の紹介
名前:Y.Hさん
性別:女性
年齢:22歳・大学4年になる年に渡航
担当学年:小学校1年生
派遣時期:2024年8月
派遣エリア:ポートランド・オレゴン州
Q&A形式 活動レポート
担当するクラス、学年について紹介してください。
1年生は計4クラスあり、私はそのうちの2クラスを担当しています。私の担当しているクラスは全体的に元気な子どもが多く、にぎやかな印象です。子どもたちは創作的な活動が好きで、日本語の本作りに積極的な姿が見られます。子どもたちはテーマごとに絵を描いて、それにあった文を日本語で書きます。現在、授業で学習している内容としては、ひらがな、色の名前、1から10までの数字がメインとなっています。休み時間には、外の遊具やボールで元気に遊んだり、教室内だと粘土や折り紙、レゴで遊んだりしています。
担当の先生について紹介してください
私のメンターの先生はU先生です。いつも私にお菓子やドリンク、フルーツをくれる温かい先生です。これまで、アメリカ生活についての様々なことも教えてくださりました。指導に関してはメリハリのある先生で、子どもがその場にふさわしくない行動をすると、その場で厳しく指導します。しかし、子どもが頑張ったときには全力で褒めます。先生は何が子どもの学習にとってよいのか、ということをよく考えていて、教材の見直しもしておられました。
到着~これまでに、担当の先生がやっていた中で、印象に残っている授業やアクティビティについて教えてください。
現段階では、ひらがなの読み書きの定着が最優先事項です。これまでのなぞり書きからレベルアップし、自分自身で書く活動がメインになりました。自分自身で書く活動の時には、単にそのひらがなだけを書くのではなく、そのひらがなが含まれる言葉も書きます。例えば、「あ」を学習するときには、「あ」だけを書き続けるのではなく、「あり」「あめ」といった言葉も同時に学習します。
その過程で印象に残ったのは、単語の意味の確認の方法です。英語で単語の意味を確認するのは口頭のみで、実際に書いて学習するときには、子どもたちはその単語の意味を表す絵を描いて学習しています。また、子どもたちに配られている辞書も同様で、日本語の単語の横には英単語ではなく、イラストが描かれています。
到着~これまでに、参加した学校内の行事やイベントを教えてください。
先日、Back to Schoolという学校行事に参加しました。Back to Schoolとは、放課後に子どもと保護者が教室内を歩き回って、子どもが普段の学校生活やこれまでに作ってきた作品を紹介したり説明したりする行事です。メンターの先生から、アメリカには日本のような授業参観がないので、その代わりとしてこの行事があると伺いました。インターン生がすることは特段なく、保護者の方々と挨拶をする程度でした。子どもたちがはりきって学校生活を親に伝える姿がとても印象的でした。子どもの普段とは違った側面を見ることができてとても楽しかったです。
到着~これまでの自身の業務内容、学校での役割について教えてください。
授業中の主な役割は、子どもが授業に集中できるようにサポートすることです。それに加えて、授業のペースについていくことが難しい子どもについては、その子のそばで一緒にタスクに取り組むということをしています。インクルーシブな教室なので、一人一人に合った声掛けを心掛けています。授業以外の時間だと、メンターの先生のお手伝いをしています。授業で使う教材の準備やプリントの印刷、宿題のチェック、教室内の学習環境を整えるといった内容です。
英語の使用頻度はどのくらいですか?
学校で子どもの話すときは主に英語、メンターの先生と話すときは日本語で話しています。子どもとの会話について、既習事項や簡単な表現は日本語を使っていますが、注意といった日本語の学習より内容の伝達の方優先される場合は英語を使っています。
1日のスケジュールについて教えてください。
平日
5:30 起床
6:40 家を出る
7:20 学校に到着
7:45 勤務開始
11:20 休憩
11:50 午後の勤務開始
14:30 下校
メンターの先生のお手伝い
15:45 退勤
17:00 帰宅
19:00 夕食
20:30 自分の部屋に戻る
22:00 就寝
週末
9:00 起床
9:30 ホストと一緒に朝ごはんを作って食べる
日中 一人で出かけることもあれば、ホストがどこかに連れて行ってくれることもあります
19:00 夕食
20:30 部屋に戻る
22:30 就寝
これまで現地で困ったことはありますか?
特に思い当たることはないです。
教師アシスタントにおける今後に向けてのご自身の改善点や課題を教えてください。
現時点での課題は、一人一人の子どものニーズに本当に合ったアシスタントをすることだと思います。先ほども申し上げました通り、教室には様々な子どもがいます。上記の課題を乗り越えるには、アシスタント方法のいろいろな引き出しを持っておくことが必要だと感じています。多くの手段をもって、状況や子どもに応じてそれらを使い分けたいです。引き出しを増やすために、メンターの先生をはじめ、先生方のご指導の様子を観察し、真似できるところがあれば積極的に取り入れていきたいと思います。
現時点までの経験を通して、ご自身が成長したと思う点を教えてください。
先生らしい態度で生活することです。これまで教育実習などで小学生と係わる機会はありましたが、1年生ほど小さい子どもとかかわったことがありませんでした。最初は子どもとの距離感を掴めず、姉のような存在として認識されてしまうような対応をしてしまっていました。そうするうちに、指導のときの言葉が子どもたちにとって響きにくくなり始めたのを感じました。そこで、教師らしい態度を心掛けるようにしました。甘えられたとしても、子どもを傷つけないようにやめてもらうように促し、その場の活動に目を向けてもらうといったことです。すると、だんだんと子どもが私を先生として見るようになったことを感じて、今では教師アシスタントとしてふさわしい指導ができるようになったと思います。
これからチャレンジしたいこと、やってみたいことを教えてください。
教師アシスタント
子どもが日本語を学習するについてどのような認識をもっているのかを知ること
プライベート
おいしいチーズバーガーをたくさん食べること
写真の共有
①ハイキング
②休日の朝ごはん
その他(感想、伝えたいことなど)
自分が想像していたものよりも大変なこともありますが、いろいろな方々に支えられてこの留学が自分にとってよい成長になっていると感じています。
Y.Hさん、活動レポートをご提出いただきありがとうございました!
アメリカ・ポートランド教師アシスタントインターンにご興味がありましたら以下プログラムページをご確認ください!
アメリカ・オレゴン州ポートランド市 教師アシスタントインターンシップ
https://career-ex.com/program/29698/