【T.Sさん】ポートランド教師インターン生 2025年1月 中間活動レポート
2024年夏に出発したインターン生から活動レポートが届きましたのでご紹介します！
T.Sさんの第一回活動レポートはここからご確認ください。⇒https://wp.me/p5xkZc-a7T
インターン⽣の紹介
名前：T.Sさん
性別：女性
渡航時の年齢：21歳（大学生）
担当学年：１年生
派遣時期：2024年8月
派遣エリア：ポートランド・オレゴン州
Q&A形式 活動レポート
折り返し地点ですが、担当するクラスの生徒達に変化はありますか？
生徒たちの日本語レベルは向上しているように感じます。学期末のひらがなテストでは3か月前と比較すると読めるひらがなの数が増えた生徒がほとんどでした。また日付や天気などに関わる言葉や、授業中に先生に許可を得るための言葉などルーティーンで毎日耳にして、口にしているおかげで意味まで理解し始めている印象を受けました。
直近3カ月間に自身がやったもので、成功した活動や指導方法を教えてください。
ひらがなが一文字ずつ書かれたおはじきを袋に入れます。生徒が袋から1つ取り出したものを私が読み上げて生徒が書くという流れでライティング練習をしています。生徒がゲーム感覚で楽しめるため、集中力が途切れにくいと感じています。一年生は同じことを長時間続けていると注意散漫になり遊び始めてしまうので、到達目標が同じであってもアクティビティの種類を変えて生徒が飽きないように心がけています。
直近3カ月間に担当の先生がやっていたことで、印象に残っている授業やアクティビティについて教えてください。
実際に私が算数の授業を担当させてもらえる機会があり、メンターの先生と自分の授業の進め方を比べてみました。特に印象深かったのは、問題ごとに当てる生徒を変えていたことです。簡単な問題は普段手を挙げない生徒を当てたり、引っかかりやすい問題は敢えて間違えてもらうために生徒を選んだりしているとのことでした。間違えた生徒には「間違えてくれてありがとう」と声をかけていて、手を挙げて発言する事への抵抗をなくすような授業の進め方だと感じました。
直近3ヶ月間で、参加した学校内の行事やイベントを教えてください。
2月1日に開催されたニューイヤーズフェスティバルに参加しました。保護者の方がボランティアで運営しているもので、餅つき体験、つきたてのお餅の販売、門松制作体験、太鼓パフォーマンスなどといった新年の日本文化がテーマとなっていました。私たちインターンもボランティアとして主にお餅の販売の手伝いをしました。お餅は年齢問わず人気な印象を受けました。お餅はアメリカでもMOCHIとして広く認知されています。リッチモンド小学校には日本人の保護者の方が数多くいらっしゃるので、日本文化を体験するイベントもこうして開催することが出来ているのだと実感しました。生徒はもちろん保護者も気軽に日本文化に触れられる場が設けられていて素敵でした。
自身の最近の業務内容、学校での役割について教えてください。
朝のルーティーン活動（カレンダー）、授業中の生徒への注意、教材の印刷、宿題のチェックなど基本的な部分は変わらないです。最近始まったものは、日本語レベル別のスモールグループの1つを私が担当して、絵本を読みながら日本語で会話する練習を任せて貰っています。
英語力について、活動の中で、伸びや壁を感じたエピソードがありましたら教えてください。
学校で生徒に日本語が通じない時に英語に言い直して伝えることが多々ありますが、そこで使用する英語は私の中である程度型が出来てきて、スムーズに英語で伝えられている感覚があります。その他で主に英語を使うのはホストファミリーとの会話ですが、半年間一緒にいたこともあって精神的な面で抵抗がなくなったと思います。緊張していると英語が全く出てこない場面もまだまだあり、残りの半年で伸ばしていきたいです。
直近3ヶ月間で、ホストファミリーと遊びに行ったところや、一緒にやったことなどはありますか？
近くの雪山に連れて行ってもらいました。雪だるまをつくったり、Tubeに乗ったりしてホストファミリーと楽しみました。
直近3ヶ月間で困ったことはありますか？
特にありません。
教師アシスタントにおける今後に向けてのご自身の改善点や課題を教えてください。
生徒の不適切な行動にその場限りの言葉で叱るのではなく、なぜ不適切なのか理由まで説明して、行動を考え直してもらえる言葉をかけるようにしたいです。
現時点までの経験を通して、ご自身が成長したと思う点を教えてください。
早い段階で相談するようになった点です。メンターの先生にちょっとした小さな疑問や問題を共有して一緒に考えてもらうようになりました。しばらくの間自分一人だけで悩んで解決策を考えようとしがちだったのですが、何事もすべて共有しておくことで、最善な方法を見つけ出せると学びました。当たり前のことですが、実際に行動に移せるようになったことが成長だと思います。
これまでに教師アシスタントとしてチャレンジできたこと、プライベートでチャレンジできたことを教えてください。
・教師アシスタント
前述した、算数の授業を任せて貰ったことです。授業を進めるためには、流れをしっかりシュミレーションしておく必要があると感じました。初めての授業運営だっため、午前クラスの授業では反省点が多く、メンターの先生にもフィードバックをもらいました。午後クラスではそれらの点を改善し、生徒のつまずくポイントを把握して先に説明に組み込むことが出来ました。
・プライベート
日も短く、雨も多い時期なので家にこもりがちでしたが、予定が無くても散歩に出かけて気持ちが沈まないように気を付けています。
写真の共有
①授業中に行ったValentine Partyの手作りバッグ（生徒も同じものをそれぞれ作成しました。当日はメッセージカードやキャンディを持ってきてシェアしました。）
②雪で学校が休みになりました。
その他（感想、伝えたいことなど）
残りの半年間は任せて貰える仕事の幅を広げていきたいと思います。
活動レポートをご提出いただきありがとうございました！
アメリカ・ポートランド教師アシスタントインターンにご興味がおありでしたら以下プログラムページをご確認ください！
アメリカ・オレゴン州ポートランド市 教師アシスタントインターンシップ
