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【T.Kさん】ユージーン教師インターン生 2025年1月 中間活動レポート

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【T.Kさん】ユージーン教師インターン生 2025年1月 中間活動レポート

2024年夏に出発したインターン生から活動レポートが届きましたのでご紹介します!
T.Kさんの第一回活動レポートはここからご確認ください。⇒ https://wp.me/p5xkZc-a4V

インターン⽣の紹介

名前:T.Kさん
性別:女性
渡航時の年齢:21歳(大学生)
担当学年:2〜5年生
派遣時期:2024年8月
派遣エリア:ユージーン・オレゴン州

Q&A形式 活動レポート

折り返し地点ですが、担当するクラスの生徒達に変化はありますか?

  • 生徒一人一人の個性を把握した上で接することができるようになったので、距離が縮まり指導しやすくなった。
  • 2年生の生徒は最初から日本語で話しかけてくれる確率がとてもあがった。
  • 3年生は自分たちでルーティーンを把握しながら行動できるようになった。
  • 4年生は生徒たちが慣れてきた分中だるみが目立つ。それぞれに合ったコミュニケーションの取り方をすることで、スムーズに勉強を促すことができるようになった。
  • 5年生は前よりも日本語の会話の精度があがってきた。

直近3カ月間に自身がやったもので、成功した活動や指導方法を教えてください。

2年生のステーションという少人数グループへの指導の場面において、最初はふざける子に対して怒ってしまっていたがなかなか改善が見られなかった。そこで先生に相談すると、なにか少しでもできたらどんどん褒める、他の子も褒めたりWOWチケット(良い行動を讃えるチケット:枚数に応じたおもちゃなどの特典がもらえる)をどんどんあげてやる気にさせてみてとアドバイスをいただき実践をしたところ、前向きに取り組んでくれるようになった。どの学年でも小さいことでも褒めてやる気にさせることがとても大事なので、日本の子供との違いを感じる。

カタカナを毎週1行ずつ振り返っているのだが、その文字を使う言葉(特に生徒の名前)をみんなにあげてもらう時間は毎回特に生徒たちが一生懸命日本語を考えていて成功を感じる。

直近3カ月間に担当の先生がやっていたことで、印象に残っている授業やアクティビティについて教えてください。

2年生:お正月の遊びをグループごとに体験。私もルールがうろ覚えのおはじきなどを教えなければいけなかったため、日本人として日本の文化をきちんと理解する必要性を感じた。またもちつき体験も行った。みんな楽しそうで、お餅も50%以上がすべての味(プレーン、きなこ、あんこ、醤油)を完食し、味が嫌でも一つの味は食べていて、お餅自体はとても好評で嬉しかった。この中でも(1つ・2つ・あんこをください)と日本語の言い方を教えて、楽しいこと・印象に残ることを定期的に取り入れることで楽しみながら日本語を学ぶことを実現していると感じた。

3年生:すごろくゲームを作り2年生と一緒にプレイする時間があった。プレイ中に使う言葉;数える・あなたの番です・やったー・残念!などを日本語で言う練習、そして2年生に教えるということを取り入れることで日本語の定着をより促しているなと感じた。今はアメリカの一つの州について調べてプレゼンテーションスライドを作成している。ここでも州の旗を作らせていて、3年生までは楽しいことに学びを取り入れることが大事だなと感じる。

4年生:机ごとにグループ分けして、良い態度の生徒の机グループにポイントをあげる・態度についてのビデオを見て相手がどう思うのかを考えるなどの心理的成長をサポートする内容の道徳的授業がたくさんある。

5年生:毎週金曜日は算数と日本語の進度確認の日です。最上級生らしい静かさと集中力でもくもくと一人で机に向かっていてさすがだな、すごいなと思います。2週間に1回Kindergartenの子たちとのBadiesの時間(一緒に遊ぶ時間)があり、一緒にクラフトやゲームをやっていて、お兄さんお姉さんらしい姿が見ることができて頼もしい。

直近3ヶ月間で、参加した学校内の行事やイベントを教えてください。

  • Oshogatsu – New Year celebration
  • OBOB(Oregon Battle Of Books) battle
  • Bilingual store

自身の最近の業務内容、学校での役割について教えてください。

  • クラス全体をまわりながら生徒の観察・指導
  • 少人数グループ指導
  • 個別指導(宿題の直しや遅れている子へのサポート)
  • 宿題のチェック
  • 朝の会の担当(担当の子供の補助)
  • 担任の先生がお休みの時の日本語授業の一部分を担当
  • 5年生の水曜日の朝の放送のサポート

英語力について、活動の中で、伸びや壁を感じたエピソードがありましたら教えてください。

●学校では基本的に英語で質問されても日本語で返さなきゃいけない(日本語で質問しなおさせる)ため、仕事では強制的日本語脳にしていて英語がうまく出てこないことが多々ある。

●英語の先生に挨拶+何か一言を言えるようになった。英語の先生への伝言も率先していけるようになった。

直近3ヶ月間で、ホストファミリーと遊びに行ったところや、一緒にやったことなどはありますか?

●クリスマス限定のくるみ割り人形のバレエを見に行きました。アメリカ人は毎年見にいくほとがいるくらいの定番行事らしく、毎年あるだけに毎年違う面白さを取り入れているポイントもあってとても楽しかったです。

●冬休みはホストファミリーが親戚の家に旅行に行っていたため、2つの親しいお家にて約1週間ずつお世話になりました。大晦日まではアメリカ人のお家で本場のクリスマスやゆったりとしたHoliday moodを、お正月は日本人の奥さんのお家だったため日本スタイルのご飯や年越しを味わうことができました。クリスマスプレゼントの開封に3時間以上かかったり、映画をたくさん見たり、お餅つきをしたりととても充実していました。一人しかインターンがいない分、ホストファミリーなどに柔軟に対応していただいたり仲良くしていただけるファミリーがたくさんいるのもユージーンでのインターンの大きな利点かなと思います。

●ホストファミリーとは、アメリカ内でも珍しい自然のソリ遊び専用の山の麓スペースに行きました。雪の斜面になっていて、ホストブラザーは無限に往復をして色々なコースを楽しんでいました。

直近3ヶ月間で困ったことはありますか?

新しいホストファミリーになると、最初は生活習慣などを把握して適応するまでの間は探り探りで少しだけ大変かなと思います。洗濯物をいつするかやホストブラザーが放課後学童(YMCA)に行くため迎えがあるか自分で帰るかなど、最初はわからずすれ違いがあったりとうまくいかなかったのですが、それを通してきちんと対話をすることの大切さを学びました。

教師アシスタントにおける今後に向けてのご自身の改善点や課題を教えてください。

ここ最近のインターン生活を通して、優しさを提供することの難しさを感じています。優しくしたいけど甘えさせたいわけではない、怒りたくないし楽しい穏やかな雰囲気が私の特徴として先生をしたいけど優しさだけでは教えられない、だからといってフォーカスできない子に対して怒るだけでは改善されない、その時の褒めと喝の絶妙なバランスの難しさ、、等、毎日が反省の日々です。もちろん子供達の状態は毎日違うので、その時の最適解を自分なりに導かなければなりません。

これらの課題を克服してこれだ!と思える自分のスタイルを確立するにはまだ何年もかかると思いますが、経験豊富な先生方の技を毎日見習い、できる限り吸収していきたいです。

現時点までの経験を通して、ご自身が成長したと思う点を教えてください。

子供達とのつながりがどんどんできている実感があるため、より自信を持ちながら生徒たちと関わることができています。これからも、生徒たちとの信頼関係をより強固にすることが教育を促す者にとっていちばんの助けになるという学びがありました。

日本にいる時よりも臨機応変な動きができるようになりました。日本にいた時は毎日が忙しくてあっという間に時間が過ぎてしまっていましたが、時間に追われずにその日1日にフォーカスし何ができるか・何をしたいかを決めることで1日を大切にしながら、過ごせるようになったと思います。

ホームステイや海外での生活をしていることで適応力があがったと思います。普通と決めつけていいものは何もないな、挑戦してみないとわからない、知らないところに行って新しいことを経験してみたい、とチャレンジ力がついたのも、自分は絶対に適応することができるという自信が持てるようになったからだと思います。それに伴い臆することなく英語を話せるようになってきたと思います。

これまでに教師アシスタントとしてチャレンジできたこと、プライベートでチャレンジできたことを教えてください。

教師アシスタント

  • 今月から短期のインターンの大学生も何人か来たのだが、その子達へのアドバイスやサポートを積極的にできるようになった。
  • 気になったことに対して先生に提言したり、自分なりの改善点を通してアクションを起こせるようになったり自分発の行動が増えてきた。

プライベート

  • 気づいたことをすぐにメモできるようになった。
  • 放課後にオレゴン大学にて自習やイベント参加などをして時間を有効に使う頃ができている。
  • 叔母家族が遊びに来てくれて、ポートランドとユージーンを案内。また叔母が大学の先生をしているので、知り合いの伝手でオレゴン大学の先生などと連絡を取り紹介した。
  • 野球ファンの友達がアメリカの親戚の家に遊びに行くため日本から来ていたので、アリゾナにて3泊4日旅行をしてDodgersのスプリングトレーニングと試合とグランドキャニオンツアーに行った。一生に一度は行きたかった場所なので、自分でツアーを予約したり情報収集をしたりして行くことができて嬉しかった。

写真の共有

①クリスマスに見に行ったくるみ割り人形(Nuts cracker)

②習っているフラダンスのクリスマス会での集合写真

③正月に餅つきをした時

④食べたもの達

⑤友達との息抜きの時間

⑥home lunchではなくみんなでハンバーガーだった記念写真

⑦5年生作成の年賀状

⑧グランドキャニオン

⑨Camelback Ranch球場

⑩クリスマスムード

⑪アメリカで2番目に長い滝

⑫いとこが1日友人学園を体験

⑬叔母家族を滞在させていただけた家族


T.Kさん、活動レポートをご提出いただきありがとうございました!
アメリカ・ユージーン教師アシスタントインターンにご興味がおありでしたら以下プログラムページをご確認ください。

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