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【S.Iさん】アメリカ日本語教師インターン体験談【ポートランド私立小学校2026年派遣到着レポート】

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【S.Iさん】アメリカ日本語教師インターン体験談【ポートランド私立小学校2026年派遣到着レポート】

2026年8月派遣、ポートランド私立(ISP)のインターン生から活動レポートが届きました!
活動から2か月程度経った現時点でのご経験について共有いただきました。

インターン⽣の紹介

名前:S.Iさん
性別:女性
渡航時の年齢:21歳(大学4年次休学で渡米)
担当学年:LowK(年中)、1年生
派遣時期:2026年8月
派遣校:ポートランド私立小学校(ISP)

Q&A形式 活動レポート

担当するクラス、学年について紹介してください

年中は男の子9人、女の子2人の計11人。男の子が多く、とても元気で活発なクラス。家族に日本人がいる子どもたちは、先生に対して日本語で話してくれることもあるが、子ども同士の会話は基本的にすべて英語で行われている。先生方は普段、子どもたちに日本語で話しかけており、子どもたちもおおよその内容を理解できている様子。一方で、重要なことや特に伝える必要があることについては、英語も使いながら説明している。自分のペースで行動する子どもが多く、子ども同士でけんかになることもしばしばある。しかし、一人ひとりに個性があり、毎日さまざまな表情や反応を見せてくれる、とてもかわいらしいクラス。

1年生は男の子4人、女の子6人。特に支援が必要な子がいるが、全体的にしっかりしている子が例年よりも多いクラスだと先生がおっしゃっていた。小学校は学校にいる間、スペシャリストの先生の授業以外は日本語を話すよう求められるため、子ども同士の会話も日本語で行われる。日本の小学校のように小学校での集団生活のルールやひらがな等の文字の読み書きを学習している。男女関係なく仲が良く、とても素直で明るいクラス。

担当の先生について紹介してください

J先生は穏やかで優しく、子ども一人ひとりの性格や特徴をよく把握している先生である。子どもたちの個性を尊重し、それぞれに合った対応をしている点が印象的である。

普段は子どもたちが自由に活動できるようにしており、自分の興味や関心に応じて主体的に活動できる環境を大切にしている。一方で、物を投げる、叩く、蹴るなど、安全に関わる行動については、きちんと注意し、守るべきルールを明確に伝えている。また、活動中に子どもが何かに気づいたり、新しい発見をしたりした際には、その場で子どもの考えを取り入れ、活動の流れを柔軟に変更している。あらかじめ決められた計画を進めることだけを重視するのではなく、子どもの興味や気づきを学びにつなげている点が特徴的である。

毎朝、カレンダーや歌を活用し、日付や曜日、天気、図形の名前などを確認することで、子どもたちが繰り返し学び、自然に覚えられるように工夫している。また、毎月、その季節に関連する言葉を3つ選び、10月であれば「かぼちゃ」「どんぐり」「りす」などを、本の読み聞かせをはじめとするさまざまな活動に取り入れている。日常的に言葉に触れる機会を増やすことで、語彙の定着を図っている。

さらに、イラストを多く活用したり、活動の前に先生自身が実演したりすることで、子どもたちが視覚的に理解できるようにしている。片付けの時間にはドラえもんの曲を流し、お昼寝の時間にはゆったりとした音楽を流すなど、音楽を活用して活動の切り替えを促している点も特徴的である。言葉による指示だけに頼らず、視覚や聴覚を活用することで、子どもたちが次の活動を理解し、行動に移しやすい環境を整えている。

子ども同士でけんかが起きた際には、まず事実関係を確認した上で、相手がどのような気持ちだったのか、自分が同じことをされたらどう感じるかなどを英語で伝え、子ども自身に考えさせている。単に行動を注意するだけでなく、相手の気持ちを理解し、自分の行動を振り返る機会を設けている。それでも問題の解決が難しい場合には、スペイン語クラスの先生とも連携しながら対応している。

 S先生は、明るく、物事をきっちりと進める先生である。子どもたちが自分で考えて行動できるよう、教室環境や授業の進め方にさまざまな工夫を取り入れている。

教室の本棚やおもちゃ箱には、何をしまう場所なのかがイラスト付きでラベリングされている。これにより、子どもたちが自分で片付けられるようになっているだけでなく、教室が常に整理整頓された状態に保たれている。また、時間割や物の単位(冊、枚など)、ひらがな表、数字表なども掲示されており、子どもたちが分からないことがあったときに、自分で確認できる環境が整えられている。

授業では、本を読むときや子どもたちに何かを伝えるときに、声の抑揚や表情を変えたり、ジェスチャーを交えたりすることで、子どもたちの興味を引きつけている。また、プリント学習では、先生の手元をプロジェクターでホワイトボードに映し出している。これにより、勉強が苦手な子どもも先生の手順を見ながら、一緒に取り組めるように工夫されている。

クラスマネジメントにおいては、できていない子どもを直接注意するのではなく、できている子どもを褒めることで、周囲の様子から自分で気づき、行動できるように促している。それでもうまくいかない場合には、いったんその子を集団から離して落ち着く時間を設け、休憩するか活動に参加するかを子ども自身に選ばせている。このように、一方的に指示するのではなく、子どもの気持ちを尊重しながら、自分で行動を選択する力を育てている点が印象的である。

また、クラスには特に支援を必要とする子どもがいるが、保護者やカウンセラーの先生、校長先生などと連携し、チームで対応に当たっている。担任一人で問題を抱えるのではなく、周囲と協力しながら子どもを支える体制が整えられている。

到着~これまでに、自身が行った印象的な活動や指導方法を教えてください

J先生のクラスで行ったのは、サークルタイムで子どもたちが適切な距離を保って座れるようにするための活動である。サークルタイムでは、子どもたちが円になって座る際に、隣の子との距離が近すぎることでけんかになったり、おしゃべりなど活動と関係のないことをしてしまったりすることがよくあった。そこで、子どもたちがひもを使って、自分が座るのにちょうどよい大きさの円を作る活動を取り入れていた。そして、その円を「バブル」と呼び、「お友達のバブルを壊さないように座ろう」と伝えることで、一人ひとりが適切な距離を保てるように工夫していた。

この活動では、大人も一緒に円を作ることで、体の大きさによって必要なスペースが異なることにも気づけるようにしていた。子どもたちは、自分に必要なスペースを実際に目で見て確認しながら、友達との距離感について学ぶことができる。この活動が印象に残ったのは、単に「友達と離れて座りなさい」と言葉で指示するのではなく、子どもたち自身が必要なスペースを目に見える形で理解できるように工夫していた点である。また、「バブル」という子どもたちにとってイメージしやすい言葉を使うことで、相手のスペースを尊重することを分かりやすく伝えていた。子どもたちが実際に体験しながら、集団生活に必要なルールや他者との適切な距離感を学べる、効果的な活動だと感じた。  

S先生のクラスでは、「Who we are」という、自分自身や他者について考えるユニットで行われた、自分や先生、友達を物に例える活動が印象に残っている。この活動では、自分自身だけでなく、先生や友達についても、それぞれを具体的な物に例えて考えていた。物に例えることで、相手の特徴や個性を具体的にイメージしやすくなり、自分と他者の違いや、一人ひとりが持つ個性について理解を深めるきっかけになっていた。さらに、保護者にも、自分の子どもを物に例えるとしたら何か、またその理由は何かをスライドにまとめてもらっていた。子どもたちは、家族から見た自分の特徴や良さを知ることで、自分では気づいていなかった一面を発見する機会を得ていた。 この活動を通して、自己理解を深めるためには、自分自身で考えるだけでなく、周囲の人から見た自分について知ることも重要だと感じた。また、物に例えるという方法を用いることで、抽象的な「個性」という概念を具体的に捉えやすくなり、子どもたちが自分と他者の違いを前向きに理解することにつながると学んだ。さらに、保護者も活動に参加することで、学校だけでなく家庭からの視点も取り入れ、子どもの自己理解を多角的に深められる点が印象的だった。

到着~これまでに、担当の先生がやっていた中で、印象に残っている授業やアクティビティについて教えてください。

先生が行っていた活動の中で印象に残っているのは、クラスの係の仕事を決める活動である。先生があらかじめ係の種類や仕事内容を決めるのではなく、子どもたち自身が、クラスにどのような係があったらよいかを考え、話し合いながら決めていた。子どもたちは話し合いを始める前に、まず航空会社のさまざまな仕事について書かれた絵本を読み、それぞれの仕事が組み合わさることで、利用する人が安全で快適に過ごせることを学んでいた。その上で、航空会社を自分たちの教室に置き換え、「みんなが安全に楽しく過ごすためには、どのような仕事が必要だろうか」という問いを中心に、クラスに必要な係を考えていた。この活動が印象に残ったのは、係の仕事を単に割り当てるのではなく、子どもたち自身がクラスの一員として何が必要かを考え、主体的に決められるようにしていた点である。また、絵本を通して身近な教室とは異なる場面を学んでから、自分たちの生活に結びつけて考えることで、係の仕事がなぜ必要なのかを理解しやすくしていた。

到着~これまでに、参加した学校内の行事やイベントを教えてください。

・握手式で全校の子どもや先生と握手をした。

・青森県八戸市の中学生とのホームステイ、交流 ・ロックダウンや地震の訓練に参加した。

・School Picture Day ・お月見の日に子どもが浴衣に着替えて写真を撮り、お団子を食べた。

・ヒスパニック遺産月間でスペイン語の先生のクラスから、伝統的な衣装や食べ物、楽器等を体験を通して学んだ。

・全校でアップルバターを作って食べた。

・Fall Costume Parade

到着~これまでの自身の業務内容、学校での役割について教えてください。

初めの1週間は教職員会議に参加し、クラスのセットアップを手伝った。年中のクラスは安全に過ごすことを第一としながら、子どもと一緒に遊んだり、サークルタイムの補助をしたり、おやつや昼寝の準備、トイレの付き添い、食事後の清掃などをしている。1年生はプリント学習の補助をしたり、ステーション学習の1つのステーションを担当したり、掲示物の貼りだしの手伝いをしている。特に支援を必要とする子がいるため、他にサブの先生がいないときは、その子につくことが多い。休み時間には一緒に鬼ごっこをしている。

英語の使用頻度はどのくらいですか?

約3割

【平日】1日のスケジュールについて教えてください。

6:30 起床
7:10 朝食
7:30 出発
7:45~10:20 LowK
10:20~10:35 休憩
10:35~11:00 LowK
11:00~11:30 昼食
11:30~12:10 LowK
12:10~15:30 1年生
15:30 下校
15:45~18:00 自由時間
18:00 夕食
21:30 風呂
22:30 就寝

【週末】1日のスケジュールについて教えてください。

10:30 起床
11:00 (朝食)
11:00~12:30 自由時間、お出かけ等
12:30 昼食
12:30~17:30 お出かけ等
17:30 夕食
17:30~22:30 自由時間
22:30 風呂
23:30 就寝

到着~これまでに、ホストファミリーとは、どう過ごしていますか?

到着してから現在までに、2つのホストファミリーにお世話になっているが、どちらのご家庭もとても親切で優しい。
現在のホストファミリーは、白米や味噌汁、卵焼きなど、日本食をよく作ってくれる。私の出身地は餃子が有名なため、先日、みんなで一緒に餃子を作った。平日は学校まで送り迎えをしてくれている。休日はとてもアクティブに過ごしており、一緒にショッピングや外食に出かけたり、スポーツをしたりしている。また、金曜日の学校終わりから日曜日まで、泊まりがけでレジャーに出かけることもある。家族との会話で英語を聞き取れないことがあると、子どもたちが日本語で通訳してくれるため、とても助かっている。さらに、週に1回、子どもたちに漢字のチューターをしており、日本語を教える機会にも恵まれている。
最初の10日間お世話になったホストファミリーも、現在まで変わらず私のことを気にかけてくれている。先日は、アメリカに来て1か月が経った記念に、NIKEのシューズとお手紙をプレゼントしてくれた。

教師アシスタントにおける今後に向けてのご自身の改善点や課題を教えてください。

今後に向けた課題は、大きく2つある。
1つ目は、こちらの指示をなかなか聞いてくれない子どもへの対応である。インターンという立場もあり、担任の先生の指示には従うものの、私が同じように声をかけても聞いてくれないことが度々ある。子どもたちとの信頼関係を築くとともに、どのような声かけや対応が効果的なのか、先生方の実践を参考にしながら学んでいきたい。また、状況に応じて落ち着いて対応できるようになりたい。
2つ目は、子ども一人ひとりの発達段階や学習状況を十分に把握できていないことである。どの程度までできていれば、その活動における最低限の到達目標を満たしているのかが分からず、サポートする際に戸惑うことがある。今後は、年齢だけで判断するのではなく、それぞれの発達段階や得意・不得意、個性などを理解し、子どもに合った支援ができるようになりたい。

現時点までの経験を通して、ご自身が成長したと思う点を教えてください。

自分の考えや気持ちを少しずつ相手に伝えられるようになったことが、最も成長したと感じる点である。アメリカでは、日本のように相手が自分の気持ちを察して行動してくれることは少なく、自分の意見や希望を明確に伝える必要がある。もともと自分の意見を相手に伝えることが苦手なため、初めはとても苦労した。
インターンシップのスケジュールについても、気になる点があったものの、英語で伝えなければならないことに難しさを感じ、なかなか自分の意見を伝えられずにいた。しかし、メールも適宜活用しながら自分の考えを伝え、話し合いを重ねた結果、より充実したインターンシップとなるよう、現在スケジュールを調整してもらっている。
また、ホストファミリーに対しても、初めは何かを断ることに抵抗があったが、現在では自分の気持ちを正直に伝えられるようになってきた。この経験を通して、相手に配慮することと、自分の気持ちを我慢することは異なるのだと実感している。
英語力については、特に、他者同士の会話を聞き取り、内容を理解する力が身についてきたと感じている。日常生活や学校で英語を聞く機会が増えたことで、少しずつ会話の内容を理解できるようになってきた。

教師アシスタントとしてこれからチャレンジしたいこと、やってみたいことを教えてください。

今後は、少しずつ自分自身が主体となってクラスを動かすことに挑戦したいと考えている。これまでは先生方の指導や子どもたちへの関わり方を観察し、学ぶことが中心だったが、今後は実際に自分で活動を進める経験も積んでいきたい。
最近では、ステーション学習の一つを任せてもらえるようになった。また、11月には担任の先生がお子さんと一緒に日本へ修学旅行に行くため、その間の一部の時間で、自分が主体となって活動を進める機会をいただく予定である。
こうした機会を大切にし、子どもたちの様子を見ながら分かりやすく説明したり、一人ひとりに合わせて対応したりする力を身につけたい。また、先生方の実践から学んだことを実際の指導に生かし、子どもたちが安心して楽しく活動できるようなクラスづくりを目指したい。

プライベートでこれからチャレンジしたいこと、やってみたいことを教えてください。

11月に子どもたちとホストマザーが修学旅行で日本を訪れるため、1人で過ごす時間が増える予定である。その時間を活用して、ポートランドの街やお店をさらに散策し、これまで訪れたことのない場所にも積極的に足を運びたい。
また、秋祭りや、OYA NO KAIのメンバーとのトンカツ作りなど、他の日本人インターン生と交流できるであろう機会が数回あるため、積極的に参加したい。こうした活動を通して、他のインターン生との交流を深め、交友関係を広げていきたい。

その他(感想、伝えたいことなど)

ISPの先生方やファミリーはとてもフレンドリーで優しい方ばかりでとても助けられています。日本の学校に通ずるところもあれば全く異なることろもたくさんあって、毎日新鮮な気持ちで学んでいます。

写真の共有

・Bendの山でファミリーハイキングをした時の写真


・アメリカに来て1ヶ月記念で最初のホストファミリーがシューズと手紙をプレゼントしてくれた時の写真


・ファミリーと餃子を作った時の写真


・カリフォルニア・パームスプリングスのジョシュアツリー国立公園で岩場のハイキングをしたときの写真


・年長の先生のお家でかぼちゃのカービングパーティをした時に、初めて作ったランタン

ポートランド私立小学校派遣については以下プログラム紹介ページをご覧ください。

お問合せ

電話でお問合せ 03-6278-8750
(受付時間10:00~18:00 平日・土曜)