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【N.Nさん】アメリカ日本語教師インターン体験談~ISP2025年派遣~最終活動レポート

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【N.Nさん】アメリカ日本語教師インターン体験談~ISP2025年派遣~最終活動レポート

2025年8月派遣、ポートランド私立(ISP)のインターン生から活動レポートが届きましたので、現時点でのご経験について共有いただきました。

これまでの活動レポート

インターン⽣の紹介

名前:N.Nさん
性別:女性
渡航時の年齢:22歳(大学4年次休学で渡米)
担当学年:小学1・2・4・5年生
派遣時期:2025年8月
派遣校:ポートランド私立小学校(ISP)

Q&A形式 活動レポート

担当するクラス、学年について紹介してください。

ISPの日本語トラックはそれぞれ学年に1クラスずつでした。
1年生は9名のクラスで、全体的にとても活発なクラスでした。みんなで頑張って日本語を喋ろうという雰囲気があり、幼いながらにもとても日本語を頑張っている印象でした。ひらがなの復習からスタートしましたが、1年生を終える頃には漢字を80字ほど覚えていて、全員が漢字当てクイズをできるほどのレベルでした。
2年生は13名のクラスで、とても好奇心旺盛な子が多かったです。何に対しても興味津々で、とにかくやってみたいという雰囲気がありました。国際バカロレアの、自分で考える、発言する、やってみるという生徒主体の授業スタイルを一番体現していたクラスなのではないかと思います。
4年生は12名のクラスで、最初はとても落ち着きがなく、サポートが大変なクラスでしたが、学習能力がすごく高く、一番成長を感じたクラスでした。先生に怒られる場面は多くありましたが、その分改善のためにたくさん努力をしていました。授業中は、こんな見方があるんだというような方向から質問が来ることが多く、私自身とても刺激を受けました。
5年生は6名のクラスで人数が少なく、去年から持ち上がりで担任が同じ先生だったこともあり、本当に家族のように仲のいいクラスでした。生徒同士がお互いの性格、能力をよく理解していて、助け合う場面を多く見ました。一年をかけて卒業制作を本当に頑張っていてとても成長を感じました。

担当の先生について紹介してください(複数いれば全員分)

S先生(1年生)
とても明るく、常に前向きな先生で、いつもたくさんの元気をもらっていました。とても忍耐強く、生徒の話しをしっかり聞くという姿勢を学びました。1年生だからと言ってこれはできないと最初から決めつけるのではなく、目の前の生徒の性格、能力、伸びしろを細かく記録してどんどん新しいことに挑戦させる教授法がとても印象に残っています。また、視覚化がとても上手で、1年生のお部屋というスペースがホワイトボードにあり、集中できていない生徒がいたら、言葉で常に言い続けるのではなく、生徒の顔写真をそのお部屋から出して、自分で気づかせるということをしていました。また、授業中に身の回りのもので遊び、しょちゅう消しゴムをちぎったりしてしまう子がいたのですが、それを叱り続けるのではなく、その子が好きなポケモンのキャラクターを印刷して消しゴムカバーやはさみケースを作ったりなど、対策をするという工夫をしていて、それがとても印象的でした。できないことを叱るのではなく、その子にあった対策をしてあげることで、生徒も授業に集中できたり、自分に自信を持つことができると学びました。

M先生(2年生)
生徒からは厳しいと言われることが多い先生ですが、とても生徒思いで、それをわかっている2年生は、先生のことが大好きでとても良い信頼関係を築いていました。先生の授業スタイルはとても独創的で今までに見たことのないようなものばかりでした。2年生には難しいんじゃないかなと思うようなことも、砕いて砕いて課題を与えることで、生徒は興味を持って常に積極的に学ぶ姿勢を見せていました。先生は常に教科をまたいだ学習内容の「コネクション」、日常生活と学習内容の「コネクション」を大事にしていました。算数にしても、生徒に家にあるお菓子の箱や普段使っているおもちゃを持ってきてもらい、数や数量の違いを説明したり、ユニットでもその算数で学んだことを使ったりしていました。
ユニット学習に関しては、実験や工作の時間がとても多く、生徒が学んでいることは教科書の中だけで起こっていることではなく、実際に日常生活で起こっていることという学びが多くありました。先生は生徒が自分で考えるということをとても大切にしていて、ノートを取る際も、よく、「全部写すのではなく、自分が必要だと思うことを書きなさい」ということを言っていました。また、掲示物も学習内容に合わせて毎回変えていて、ただ貼っているだけにならないように、生徒が振り返りをできるような掲示物を意識して作成していました。

A先生(4年生)
歳が近いこともあり、とても仲良くさせてもらっていました。ISP1年目ということもあり、わからないことばかりだと言っていましたが、落ち着きがなかった4年生に根気強く向き合い、素晴らしい信頼関係を築いていました。お互いの物を勝手に触ったり、体の接触が多く、何度言っても聞かないという状態が続いていたのですが、席を工夫したり、自分たちにルールを決めさせることで常に意識させるという工夫をして改善していました。また、4年生は特に英語を使ってしまう場面が多くあったのですが、英語トラッカーを使用することで、普段自分がどれだけ教室内で英語を喋っているのかを可視化し、日本語を喋る雰囲気づくりをしていました。4年生は全体的にレベルが高く、授業内でも積極的に自分の意見を発言することが多かったのですが、どうしても日本語で言うのが難しかったりする時には、一旦英語で言っていいから何を考えているのか教えてというように声掛けをして、その後に日本語だったらこういういい方もできるよね、というように全体で共有する場面もよくあり、生徒の特性に合わせて、日本語を強要し続けるのではなく、その場その場で生徒の自信や、やる気を損なわせないように敢えて英語を許可する、でもフィードバックも欠かさないという教授法も学びました。

T先生(5年生)
とても陽気な先生で、唯一の男性の担任教師ということもあり、他のトラックの先生や生徒からもとても慕われていました。5年生は人数が少ないということもあり、個別で学習を進める場面が多くありました。全員で同じことをするということにこだわらず、一人一人の性格や学習能力、学習に対するやる気などを総合的に見て、毎日柔軟に対応していました。日本の小学校で教員をしていたという経歴もあるため、生活指導などに関しては、日本語トラックの中では一番日本の小学校に近い指導スタイルだったと思います。言葉遣いや目上の人に対する礼儀などもしっかり指導していて、道徳のような授業をする場面もありました。インターナショナルフェスティバルでは、4・5年生合同で2か月間ほど毎日ソーラン節を練習し、同じことを継続してやり続ける力を身に付けさせ、きつくても最後までやり遂げる達成感を教えていました。たか先生は生徒のやる気や自信を引き出すような声掛けがとても上手で、一見厳しいことを言っているように見える場面もありましたが、褒めることを絶対に忘れず、常に次につながるような声掛けをする姿勢がとても印象的でした。

到着~これまでに、自身が行った印象的な活動や指導方法を教えてください。

生徒との関り方で、特に低学年に有効だと感じたのが本を読んであげることです。1・2年生は本が大好きで、よく休み時間やお弁当の時間、帰りの時間などに本を読んであげていました。本を読んでいるときに、子どもたちがどんなことに興味を持っているのかを知ることも出来るし、コミュニケーションを取って私自身のことを知ってもらう機会にもなるので、信頼してくれるようになり、授業中にサポートを頼ってくれるようになりました。
また、授業中の声掛けとして、集中できていない生徒に対しては、「これ難しいよね、先生も難しいんだよね、どうやってやるか教えてくれる?」というような声掛けをすることで、自分が教えてあげるというようにやる気を出させたり、自分の考えを言葉にすることで、本当に理解できているか、理解が曖昧なところはないかの確認もしていました。
また、なにかトピックを教える時には、スライドやワークシートを細かく作りすぎないようにしていました。何をどう教えるか計画することはとても大事ですが、細かく作りすぎると、この通りにしなきゃと、トピックに対して自分の考えに偏り過ぎてしまったことを教えてしまい、生徒の意見を取り入れることが出来なくなってしまうので、計画はするけど敢えて細かく作りすぎず、引き出しは多く持ちつつ、その場の生徒の意見に合わせて進めるという気持ちで指導していました。

到着~これまでに、担当の先生がやっていた中で、印象に残っている授業やアクティビティについて教えてください。

2年生の授業(生活・衛生のトピック)
手を洗う事の重要さを学ぶために、「綺麗に洗った手で触ったパン」と、「手を洗わずに触ったパン」を袋に入れ、窓に張り付けて観察実験を行っていたのがとても印象に残っています。「手を洗わずに触ったパン」は日に日にカビが生えてきたなくなっていったのに対し、「綺麗に洗った手で触ったパン」は、白いままでした。目に見えてわかる結果で子どもたちもとても興味を示していました。また、同時に手洗いの歌を教えることで子どもたちがとても気に入り、その後も積極的に歌を歌いながらこまめに手を洗う様子が見られました。

1年生の授業(生物の特性についてのトピック)
生活環境に合わせて動植物がどのような進化をとげてきたのかについて勉強している中で行っていたアクティビティが印象に残っています。北極で過ごすペンギンやホッキョクグマが寒い環境でどのように生活できているのかを予想していました。ペンギンの手が何でできていたら寒さをしのぐことができるのかを一人一人予想し、作成した後、その「手袋」をはめて氷水に手を入れ、実験を行っていました。子どもたちは、ゴムや毛糸、布など身の回りにあるもので寒さをしのげると予想し、ユニークな手袋を作っていました。最終的に、先生がラードを使った手袋を提示し、北極に住む動物たちは厚い脂肪に覆われていることで寒さをしのぐことができるとまとめていました。

到着~これまでに、参加した学校内の行事やイベントを教えてください。

Hispanic Herirtage Month
Halloween
International Festivel
Taico
Kodomonohi Festival
Sport Day
Talent show
Graduation ceremony

到着~これまでの自身の業務内容、学校での役割について教えてください。

最初の1か月はPre-kクラス(3歳児)でサポートをしていました。本を読んだり、トイレに連れて行ったり、お昼寝をさせたりしていました。
その後は、1・2・4・5年生を中心にサポートをしていた。主に、机間指導をしながら集中できていない生徒のサポートをしたり、学習が遅れている子に個別で指導をしたり、丸付けやプリントの印刷、掲示物の作成などをしていました。授業内のステーション学習で一つのグループを担当して、日本語の作文を直したり、漢字の指導をしたり、時には調べ学習で英語のサイトをみて英語を簡単な日本語に直すサポートなどもしていました。

英語の使用頻度はどのくらいですか?

学校の授業内では常に日本語を喋っていたため、学校で英語を喋るのはお昼時間ぐらいだけでした。あとは、家に帰ればホストファミリーとずっと英語を喋っていました。また、長期休みにはホストファミリーと過ごす時間が多かったため、常に英語を使用していました。

1日のスケジュールについて教えてください。 (平日)

A week➤8:00-10:00 4年生、10:00-11:00 5年生、11:00-12:00 お昼、12:00-15:00 2年生
B week➤8:00-10:00 4年生、10:00-11:00 5年生、11:00-12:00 お昼、12:00-15:00 1年生

16:00頃 帰宅、自分の時間
18:00頃 夕食

1日のスケジュールについて教えてください。 (週末)

10:00 頃 起床
日によって様々、一人でダウンタウンのカフェや古着屋さんに行ったり、ホストファミリーと出かけたりしていました。長期休みには泊りがけでスキーに連れて行ってもらったり、コーストや他の州にも連れて行ってもらいました。

到着~これまでに、ホストファミリーとは、どう過ごしていますか?

色々な体験をさせてもらいました。ホストファミリーの家族やお友達にもたくさん会わせていただきました。長期休みには旅行に行ったり、遠出しておいしいものを食べたり、ホストマザーとはよくショッピングに行っていました。
また、毎日夜にドラマを一話ずつみたりしていました。
他にも、長期でホームステイはしていませんが、普段から仲良くさせていただいていたファミリーがいて、長期休みなどに1週間ほどステイさせてもらったりもしていました。
最後にお世話になったホストファミリーは、最後私が帰国する際に、一緒に沖縄にも来てくれました。最後に私の故郷を案内して恩返しができました。

教師アシスタントにおける今後に向けてのご自身の改善点や課題を教えてください。

ISPでインターンをする中で、第二言語を教える際の教授法をたくさん学ぶことができました。色々な先生方の指導法を観察することで自分自身の引き出しを多く持つことができ、さらに広く教育を学びたいと思いました。今後私が目指すのは高校の英語教員なので、このインターンを通して学んだことを高校生相手に、英語を使ってどう応用できるか自分の考えをまとめてスタイルを確立させていきたいです。また、英語を教えるうえでもっと英語の文か背景も学んでいきたいと思いました。また、英語の授業は異文化理解の要素もあるため、日本の文化ももっと学んで、海外の文化と比較し生徒に教えられるようになりたいと思いました。

現時点までの経験を通して、ご自身が成長したと思う点を教えてください。

何事もやる前に決めつけずにチャレンジし、その時にできる自分のベストを尽くすという事を意識して行動できるようになったと思います。そもそもこのインターン活動に応募したのも、私にとってはとても大きな挑戦でした。ポートランドについてからも、インターン生が一人の中、周りに同じような人がいない、何もかもが初めての状況で不安なことも多くありましたが、日本にいた時はやったこともなかったなという事にもたくさんチャレンジできるようになりました。また、この10か月を通して自分の成長を感じ、周りの方にも認めてもらえる機会が多くあったため、自分に自信を持つことができ、今後もさらに自分の可能性を広げていきたいと思えるようになりました。

これからチャレンジしたいこと、やってみたいことを教えてください。 (教師アシスタント)

教師アシスタントは終わったため、今後は教員採用試験と、そのための英検1級取得にもチャレンジするつもりです。

これからチャレンジしたいこと、やってみたいことを教えてください。 (プライベート)

英語の文化背景、日本語、日本文化についてももっと学んでいきたいです。
また、ホストファミリーが常に運動をして規則正しい生活をしていて、いい刺激を受けたので、私もこの生活リズムを崩さず、もっと健康を意識して運動を習慣づけたいと思いました。

写真の共有

1枚目 クリスマスのシーズンに、イルミネーションが有名な住宅街で撮影した写真

2枚目 NIKE Campus の写真

3枚目 Multonomah Falls

4枚目 ハロウィンのホストファミリーのお家

5枚目 Thanks givingにホストマザーが焼いた七面鳥


ポートランド私立小学校(ISP)派遣については以下プログラム紹介ページをご覧ください。

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