【H. Kさん】ポートランド教師インターン生 2024年10月 中間活動レポート
今年の春に出発したインターン生から活動レポートが届きましたのでご紹介します!
H.Kさんの第一回活動レポートはここからご確認ください。⇒https://wp.me/p5xkZc-9nl
インターン⽣の紹介
名前:H.Kさん
性別:男性
年齢:23歳・新卒参加
担当学年:6年生・7年生(中学校)
派遣時期:2024年4月
派遣エリア:ポートランド
Q&A形式 活動レポート
折り返し地点ですが、担当するクラスの生徒達に変化はありますか?
9月から新学期が始まり、去年6年生だった生徒が7年生となり、7年生特有とも言える中だるみと反抗期が重なった一番可愛くない時期に入った生徒がチラホラと見受けられるようになった。
直近3カ月間に自身がやったもので、成功した活動や指導方法を教えてください。
クラスの中では学習障害を持つ生徒や、日本語でクラスの授業について行くことが難しい生徒の手伝いをすることが多く、直近三か月で自分が授業の中心となって何かを行う機会は無かった。新学期が始まり新入生のこれまで隠れていた本性がだんだんと見えてきたところであるため今後そのような機会も増えていくだろうと思う。
直近3カ月間に担当の先生がやっていたことで、印象に残っている授業やアクティビティについて教えてください。
日本の生徒と比べて集中力が低く、指示や説明を静かに聞くことができる生徒が少ない印象にあるため、積極的に活動的な学習を取り入れている印象がある。最近では、動詞のグループの種類と分類の方法を自分で1冊の小さな冊子にまとめるという活動を行っていた。社会の活動でも自分で調べてレポートにまとめるという活動が取り入れられており、自発的な行動が求められる良い活動だなとは思うが、一方で基礎的な情報や知識のインプットが疎かになっているのではないかと感じることが多々あった。実際、授業中に生徒から質問を受けることが増え、生徒の日本語学力の開きが大きいということもあり、日本語の能力が低い生徒にとってはかなり難しい課題となっていると感じた。
直近3ヶ月間で、参加した学校内の行事やイベントを教えてください。
- 学校でのイベントは特になし。
- Lock down と fire drilに参加。(避難訓練)
自身の最近の業務内容、学校での役割について教えてください。
- 課題やテストの採点
- 宿題や授業中に用いるワークシートの作成
- 授業で用いる教具の準備や印刷
- 授業中の机間巡視と個別での質疑応答
- 授業についていくことが難しい生徒の個別補助
英語力について、活動の中で、伸びや壁を感じたエピソードがありましたら教えてください。
6~7語以上の文章を話そうとすると、口がうまく回らず、リズム感がおかしくなる。リダクションやリンキングのポイントを体に覚えこませるためにシャドーイングを行うようにしている。地元のフットサルチームに所属しているのだが、実用的な表現はチームメイトに教えてもらうようにしている。ただ、ほとんどのプレイヤーは40代以上であるため、教えてもらった言葉についてホストファミリーと話していると、その言葉は若者は使わないなんてこともある。
直近3ヶ月間で、ホストファミリーと遊びに行ったところや、一緒にやったことなどはありますか?
- ハイキング(Tamanawa’s fall)
- Tillamook cheese Factory
- Fear PDX
- BBQ
- Pumpkin Carving
- 週一回以上の外食(Mexican, Dim sum, burger, Brazilian BBQ etc.)
直近3ヶ月間で困ったことはありますか?
ポートランドに来て基本的に楽しいことばかりだが、唯一、好みのファッションの服が見つからない。基本的にオレゴンの人々は実用的でアウトドア系の服装をしていることが多く、キレイ目の服装を見つけることが難しいと感じる。
教師アシスタントにおける今後に向けてのご自身の改善点や課題を教えてください。
学習障害のある生徒や日本語能力の問題により授業について行くことが難しい生徒に対しての効果的な補助の方法や接し方を学ぶ。
現時点までの経験を通して、ご自身が成長したと思う点を教えてください。
前回の3か月レポートの時から、大きく変化したと感じることはあまりない。
これまでに教師アシスタントとしてチャレンジできたこと、プライベートでチャレンジできたことを教えてください。
教師アシスタント
教師アシスタントとして現在割り振られ、求められている役割的に自分が主導を握り何かにチャレンジすることやそれが求められることは無かった。特に中学校にはインターンの人員が2人しか割り振られていないため、人員的にも普段の業務を支えることで精いっぱいだと感じている。以前、インターンが4人ほど割り振られていた時には、日本語が良くできるアドバンスのクラスの生徒をインターンが受け持ちクラスの授業とは違う活動をしていたということもあったようだが、人員的にも学習障害などでサポートが必要な生徒が多いこともありそのような余裕も、準備をする時間もない。
プライベート
- 地元フットサルチームに所属
- スカイダイビング
- LAとラスベガスへ旅行
写真の共有
①ホーンテッドハウス
②パンプキンカービング
③バイキング
④ティラモックチーズ工場
その他(感想、伝えたいことなど)
半年が過ぎ、学校で授業をサポートする時間も3か月を超え、Japanese Immersion のクラスの授業のスタイルと生徒の様子がだんだんとわかってきた中で、学習する内容についての生徒の気づきがあまり無いように感じている。漢字テストや言葉テストなどの基礎知識になる部分を除いて、授業のメインとして扱う内容について生徒がただ書くだけの授業導入になっているように感じる。日本語の授業においては、言語の複雑さの影響で、それが難しくなることは理解できるが、同様に日本語で学ぶ社会の授業においても、同じような現象が見られるように感じる。私のホストファザーは元小学校教師で子どもたちへの語り掛けや発問を見ていても、気づきを促すような内容の発言をしているため、日本とアメリカの国の間での教育の違いだとは思わない。
H.Kさん、活動レポートをご提出いただきありがとうございました!
アメリカ・ポートランド教師アシスタントインターンにご興味がおありでしたら以下プログラムページをご確認ください。
アメリカ・オレゴン州ポートランド市 教師アシスタントインターンシップ
https://career-ex.com/program/29698/