【カナダホテルインターン体験談】ハウスキーピングからフロントへ。バンフで着実にキャリアアップしたKさん
【カナダホテルインターン体験談】ハウスキーピングからフロントへ。バンフで着実にキャリアアップしたKさん
プロフィール
名前:Kさん
プログラム:カナダホテルインターン
派遣先:カナダ・バンフのホテル
渡航時期:2025年8月~
現在(2026年7月):ホテルフロントスタッフとして継続勤務中
今後の予定:セカンドワーキングホリデービザを取得し、カナダで永住権取得を目指して活動予定
自己紹介と現在の状況
新卒で会社員として2年間勤務した後、アメリカで1年間オペア留学を経験。その後、日本で再び2年間働いて資金を貯め、ワーキングホリデービザでカナダへ渡航しました。
キャリアエクスチェンジさんのサポートで先日セカンドワーキングホリデービザを取得しました。
現在はホテルフロントスタッフとして働きながら、将来的にはカナダでの永住権取得を目標に、ホスピタリティ業界で経験を積み続けています。
なぜカナダ、それもホテルインターンに決めたのですか。
「仕事が決まった状態で渡航できる安心感」が参加の決め手
カナダを選んだ理由は、アメリカ留学を通して北米の文化に親しみがあり、「自然豊かで暮らしやすい場所で生活してみたい」と思ったからです。
数ある仕事の中からホテルインターンを選んだ最大の理由は、渡航前に仕事と滞在先が決まっている安心感でした。
アメリカ留学では、現地で仕事を探すことに苦労した経験がありました。今回は最初から仕事が決まっているプログラムだったので、不安なく渡航することができました。
仕事の種類に関するこだわりみたいなものはありませんでした。
渡航前の不安はありましたか。
渡航前は特に不安もなく、「何とかなるだろう」という気持ちで出発できました。
アメリカ留学の経験があったからこそ、そのように思えたのだと思います。
◆ハウスキーピングからフロントへキャリアアップ◆
このプログラムは、必ずハウスキーピングスタートで、パフォーマンスや空き状況によってはフロントの経験ができるものの、フロント昇格が確約されているわけではありません。そんななか、Kさんはフロントに昇格されたため、どういった経緯で昇格が決まったのか、お伺いしました。
ハウスキーピングからフロントへ昇格した経緯は?
最初はハウスキーピングとして勤務をスタートしました。
勤務していたホテルグループでは、3か月以上勤務しなければ部署異動に応募できないルールがありました。
そのため、まずは目の前の仕事に誠実に取り組み、3カ月経ってからフロント職への応募を始めました。
ホテルグループ内で募集が出たフロント職へ応募。最初の面接では不採用となりましたが、
同系列の別ホテルで再チャレンジし、採用いただきました。
フロント職が決まるまで、合計6か月間ハウスキーピングを経験しました。
昇格のために意識していたことはありますか。
努力ももちろん必要ですが、フロントの募集は常にあるわけではありません。ホテルフロントマネージャーの好みで、国籍が固まっているところもあるので、タイミングや運も大きいと感じました。
また、日本でフロント経験はありませんでしたが、シェアハウスで一緒に暮らしていたフロントスタッフから仕事内容について日頃から話しを聞いていたため、面接にも役立ちました。
◆ホテルでの仕事内容◆
ハウスキーピング
ハウスキーピングでは、チェックアウト後の客室清掃を担当します。
ホテルにもよりますが、1日10〜15部屋ほどを担当し、お客様からのリクエストにも対応します。
勤務時間は9:00〜17:00が基本ですが、その日の部屋数によって15時頃に終わる日もあれば、18時頃までかかる日もあります。給与は時給制のため、時期によって月収が異なりました。
繁忙期には体力勝負になる仕事ですが、チップをいただけることもあり、収入面での魅力もあります。
冬は閑散期と言われていましたが、2025年の冬の時期は宿泊客が多く、結局9時~17時でみっちり働くことができました。
フロント
現在はホテルのフロントスタッフとして勤務しています。
主な仕事内容は、
- チェックイン・チェックアウト対応
- 電話・メール対応
- 予約管理
- ツアーやアクティビティの販売
- ハウスキーピングやメンテナンススタッフとの連携
- クレーム対応
などです。
勤務時間は7:00〜15:00、または15:00〜23:00のシフト制。
朝は前日の引き継ぎや会計処理、11時頃からチェックアウト対応やレイトチェックアウトの確認作業、14時~16時はチェックイン準備や客室状況の確認、16時以降はチェックイン対応が中心になります。その後は、チェックイン後のゲストの対応やクレーム対応をします。17時くらいにシフトを終えて、夜シフトの方々に情報共有をします。
夜勤は、私の勤務先ではありませんでした。ただし、管理職についている方には夜勤があるようでした。
ホテルインターンの収入は?
ハウスキーピング
2週間で冬なら500~600カナダドル、夏は900カナダドル程度。
2週間おきにいただきますが、月収にすると閑散期が1000~1200カナダドル、繁忙期が1800カナダドル程度です。
この費用は、家賃を天引きされた後の金額です。チップをもらえるので、フロントよりも高いときもあります。
フロント
2週間で900カナダドル程度。こちらも月収にすると1800カナダドル程度。
研修はある?
ハウスキーピングは最初の3日間研修がありました。
慣れているスタッフについて、客室を一緒に周り、どういう部分に注意しながら清掃をするのかを学びました。
フロントには研修期間というのはありませんでしたが、業務をしながら必要に応じて質問をして覚えていく感じでした。ホテルのシステムに慣れるまでに一カ月程度かかりました。
繁忙期と閑散期
カナダのバンフにおける繁忙期は、主に7月上旬から9月中旬までの夏季で、なかでも8月が最も混雑のピークを迎えます。また、冬の12月下旬から1月の年末年始や、2〜3月のスキーシーズンも小さな繁忙期を迎えます。意外と一年中忙しい感覚がありました。
職場環境はどうですか。
ハウスキーピングは一人で行う業務なので、意識をしないと周りとコミュニケーションをとることはあまりありませんが、周りとの関係は良好で働きやすかったです。一方フロントは周りと助け合いながら連携を取る感覚が強かったです。クレーム対応でも先輩が助けてくれて働きやすかったと感じました。
スタッフやお客様の国籍の傾向は?
世界中の人と働ける環境
スタッフ
フロントスタッフは6~7名で、フィリピン、チリ、イギリス、ニュージーランド、韓国など、本当にさまざまな国籍のスタッフが働いています。ホテルによっても国籍の傾向が違い、他のホテルだと、インド人、オーストラリア人が多いホテルもありました。
ワーキングホリデーで来ているスタッフが多く、管理職に就いている方の中にもワーホリビザの方が多くいました。
また、管理職の方は、永住権の取得を狙っている方が多い印象がありました。
ゲスト
お客様もカナダ国内だけでなく、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、中国、台湾、日本など世界中から訪れます。
割合で圧倒的に多いのはカナダ国内の旅行者と、アメリカ人の旅行者です。
ヨーロッパから来る方は、春休みや夏休みの時期に増えます。
日本人は夏の時期に増えます。ツアー会社と提携しているホテルは、日本のツアー客が多かったです。
フロントでは毎日さまざまな英語に触れるため、自然とリスニング力やコミュニケーション力が鍛えられました。
仕事で感じたやりがいと苦労
一番楽しいと感じるのは、お客様へおすすめのツアーやアクティビティを紹介することです。
自分自身が実際に体験したものを紹介できるのが楽しかったです
販売にはコミッションもあるためモチベーションにもつながっています。
一方で苦労したのはクレーム対応です。
例えば、ホテルでは改善できない「電車の音がうるさい」「エアコンがない」といった内容にも対応しなければなりません。最初は難しく感じましたが、上司の対応を見ながら少しずつ学び、当たり障りない伝え方、対応方法を身につけていきました。
◆成長◆
英語力だけでなく、自分から動く力も身についた
活動にあたってどの程度の英語力が求められましたか。
フロント業務では、ある程度の英会話力やリスニング力、読み書きの力が求められます。
ハウスキーピングでも英語がまったく不要というわけではなく、相手の指示を理解する力は必要です。
プログラムを通して英語力は伸びると思いますか。
ハウスキーピングの場合でも、仕事や生活での周りとの関わり方によっては伸びると思います。
特に、周りとコミュニケーションを取る意識をすれば英語力を伸ばせると思います。
フロント勤務の場合は、様々な国から来るお客さんの対応で、毎日色々な英語を聴くので、英語力の幅がひろがったように思います。
業務時間外でも英語力向上に繋がる機会が沢山あります。
ハウスメイトとは、いろんな話を自分からしていました。
系列のホテルが大きいため、その中でのコミュニティや繋がりもありました。
また、バンフ内のコミュニティ(例:小学校でバドミントン教室など)があるので、積極的に参加していくと友達ができて、英語力も伸びます。
ワーホリで来ている方が多いので、バンフは人と出会いやすい場所だと思います。
英語力以外に、プログラムを通して成長したことや変化を感じたことはありますか。
「自分で情報を集め、問題を解決する力」です。
自分から調べたり、人に聞いたりしなければ分からないことが多くあります。
その経験を通して、自ら行動する力が自然と身についたと感じています。
今後の目標や、プログラムで得たことを活かしてやってみたいことはありますか。
前述の通りですが、カナダでの永住権取得を目標に、セカンドワーホリビザも取得し、現在もホテルフロントスタッフとして働きながら、ホスピタリティ業界で経験を積み続けています。フランス語の勉強もしています。
◆バンフでの生活◆
どういったタイプの滞在先を利用されていますか。
シェアハウスです。
最初は4人部屋でした。
同じ家のなかに2人部屋もあり、前の住人が出るタイミングで2人部屋に移りました。
ベッドルームのシェアと、キッチンやリビングルームはハウスメイト全体でシェアをします。
滞在先の設備はいかがでしたか。どういったものが揃っていますか。
いろんなシェアハウスがあるので一概にはいえませんが、私のところはキレイでした。
というのも、もともとB&Bのゲストハウスとして使われていたので、快適に過ごせるような空間でした。
ランドリー付だったのがありがたかったです。
バスルームも清潔で、掃除用具も揃っていました。
滞在先に持って行った方がいいと思ったものはなにかございますか。
ヘアドライヤーです。現地で調達はできますが、あったほうがいいなと思いました。
それ以外には、100均一の洗濯物かご(折り畳み式)はあるといいなと思いました。
反対に日本から持っていく必要がないものはベッドカバーやタオル系です。
ベッドカバーについては嵩張りますし、サイズもわからないので、持っていく必要がないです。
私のホテルの場合は、ベッドカバーの準備が必要かを入居前に聞いてくださったのでありがたかったです。
タオル系の準備はされていませんが、セカンドハンドストアで買えることがわかりました。
私は心配で日本から持っていきましたが、その必要はなかったなと思いました。
ハウスメイトの中には勤務先のホテルからタオルを借りている子もいました。
生活用品関係はホテルに勤めているからこそ使えるものがありました。
滞在先の良かった点・大変だった点
良かった点
特に良かったと感じたのがランドリーがついてることです。
また、ハウスメイトにネイティブの子が多く、ちゃんとした英語を学べる機会となったのでありがたかったです。
他には、バンフは家賃の相場が高く、また部屋が見つかりにくい場所なので、最初から滞在先が確保されていて、給与から天引きで割安で滞在ができる点も安心でした。
大変だった点
ハウスの掃除は担当が割り振られていますが、中には掃除しない人もいるので、気になる場合は話し合いが大事だと思いました。また、毎週木曜日にハウジング担当者がインスペクション(検査)に来るのですが、インスペクションに向けて掃除が行き届いていないと大変でした。
カナダ・バンフはどんなところですか。
- 自然豊かでキレイな街。
- 治安が良い。
- バスが通っていて、便利。
- 街も小さくダウンタウンも近いのでなんでも手に入るコンパクトな都市。
- ただ、大きな都市が小さい人には物足りない。
- 小さい街で静かに自然を楽しみたい人におすすめ。
- 物価が高め。
- カナダ人より他の国籍の人が多い。
休日はどのように過ごされましたか。
夏はハイキングやサイクリングを楽しみました。
冬は寒くて雪も降っているので外に出ないことも多く、自炊を頑張っていました。
冬でも外でイベントをやっているので、外に出られないわけではないが、好んで室内にいることが多かったです。
バンフの治安はどうですか。
めちゃくちゃ良かったです。
安全が故に家を施錠しないところも多かったので、それくらい安全なところです。
物価はどうですか。一カ月当たり生活費はどの程度必要ですか。
バンフの物価は高めです。
私は抑えているほうですが、1カ月で500カナダドルくらい(家賃除く)必要になります。
家賃は給与から天引きされており、天引き後の給与で月に1000~1800カナダドル(詳細はホテルインターンの収入を参照)いただくので、収入内で十分賄えます。
とはいえ、周りには副業をしている子も多くいました!
バンフの気候はどうですか。
過ごしやすくて好きです!
雨も少ないです。
5月~8月まで暖かく、9月~4月がとても寒いです。
6月でも雪が降ることがあり、7月の今は段々と暖かくなってきて、18度くらいで過ごしやすいです。
冬は寒いとは言っても、防寒具を着てれば全然大丈夫です。室内が暖かいので、冬でも室内は半袖で過ごしています。
防寒具は日本から持参しなかったため、現地で調達しました。冬の荷物は嵩張るので、現地調達がおすすめです。厚手のジャケットが1~2枚あれば十分です。
冬も行動は全然できます。
雪が降ってても夜に除雪車が走っており、日中はバスで移動ができます。
アクティビティの種類は夏と比べると減りますが、それでもなにかしららできることがあります。
◆これから参加する方へのメッセージ◆
ホテルインターンは、最初から英語環境で挑戦したい方におすすめです。
仕事だけでなく、滞在先まで事前に決まっているので、とても安心してスタートできます。
特にバンフは家探しが難しく、家賃も高いため、住まいが確保されていることは本当に大きなメリットでした。
また、プログラム開始前にバンクーバーで1週間過ごせたことで、生活にも気持ちにも余裕を持って現地生活を始められたと感じています。
少しでも挑戦してみたい気持ちがあるなら、ぜひ一歩踏み出してみてください。




