留学前後でここまで変わる?海外インターンが育む学生の成長
先日、大学のご招待で「留学や海外体験を通してキャリアデザインをしていく」という科目の授業を担当させていただきました。
この授業は、留学未経験者と経験者が一緒に学ぶユニークなクラスです。未経験者は、実際に海外を経験した同級生の話を聞きながら、自身の留学プランを具体化していきます。
今回はその授業の一コマをいただき、弊社キャリアエクスチェンジとして「海外インターンシップを通したキャリア形成」についてお話させていただきました。
教授から聞いた、うれしい“その後”の話
実はこの授業、2023年にも担当させていただいたことがありました。
その時の受講生の一人である男子学生(以下、A君)が、その後弊社のニューヨーク短期インターンシップに参加してくださったのです。
今回の訪問で教授と再会した際、A君の話題になり、とても嬉しいエピソードをたくさん聞かせていただきました。
A君は留学前にこの授業を履修し、帰国後も「自分の経験を伝えたい」と再び同じ授業を受講していたそうです。
教授によると、留学前後のA君の変化は見違えるほどだったとのこと。
留学前は控えめで自信があまりない印象だった彼が、留学後は見違えるようにハキハキとした態度で、例えば俯瞰的に物事をみることができ、授業で求められていることを常に思考しながら的確な発言ができるようになっていたというのです。
語学留学と海外インターンの“成長の違い”
教授いわく、これまで数多くの留学経験者を見てきた中で、
語学留学と海外インターンでは、成長の質がまったく異なるとのこと。
語学留学はどうしても“受け身”の時間が多く、学生の延長線上のような安心感があります。
一方、海外インターンは企業の一員として、実際に社会の中に飛び込む経験です。
それも日本ではなく、文化もルールも異なる海外の職場環境の中で——。
だからこそ、周囲を観察する力、配慮する力、主体的に行動する力など、社会で求められるスキルが自然と磨かれていくのです。
大学生で海外インターンシップに参加される方々のほとんどが「就活のため」という現状がありますので、期待している効果・成長が得られるプログラムなのだと改めて感じることができました。
成長できるのは「環境」ではなく「姿勢」
ちなみにA君は、英語力が特別高いわけではありませんでした。
そのため、完全英語環境の企業ではなく、語学学校(午前中)+日系企業(午後)でのインターンという形で参加されました。インターン先はアパレル系の会社で、裁縫や生地の買い出しなど、いわゆるビジネス職ではありません。
それでも、A君は毎日真摯に業務に取り組み、学ぼう・吸収しようとする姿勢を持ち励まれました。
その努力の積み重ねが、教授が驚くほどの成長につながったのだと思います。
「どんな環境でも成長できるのか?」
その答えは、A君の姿が証明してくれた気がします。
最後に
私たち留学エージェントは、プログラム終了後に参加者と直接お会いできる機会が多くありません。
ですので、今回のように教授を通じて学生の成長を伺えたことは、本当に嬉しく、そして貴重な時間でした。
改めて、海外インターンシップは「海外で働くこと」そのものが目的ではなく、その先にある目標へと向かうための“成長のきっかけ”を与えてくれるプログラムなのだと感じました。
問い合わせ
海外インターンシップに興味がある皆様。渡航先が決まっている方も、あるいはこれから検討したいという方も、お気軽にカウンセリングをご利用くださいませ。


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