カナダのPCTIAやLanguages Canadaとは?
カナダの語学学校やキャリアカレッジを検索すると、よく「PCTIA認定校」や「Languages Canada認定校」と書かれています。しかし、PCTIAやLanguages Canadaっていったい何者?どのような団体か知らない方も多いと思います。そこで今日は、この二つの団体についてご案内したいと思います。
カナダには、数え切れないほどの語学学校が存在します。特にトロントとバンクーバーに集中しており、学校の特徴は様々。 留学は何度も行けるものではありませんので、ほとんどの方が留学について調べるのが初めてという方だと思います。留学初心者が数え切れないほどの語学学校の中から良い学校を選びだすのは至難の業です。実際、申し込んだ学校で、次の日登校したら学校がつぶれていた!と言う被害者もいます。
せっかく人生1度きりかもしれない留学なのだから、自分に合った質のよい学校を選んでいただきたいです。
どのように質のよい学校を見極めるかと言うと、最近はインターネットの口コミなどでも調べられますが、ハイクオリティの基準としてこのPCTIAやLanguages Canadaがあげられます。
2005年にバンクーバーのコンピュータ・ビジネス専門学校「Corporate Communications Training College」が突然閉鎖と言う驚きの事態が起きました。
ある日いつものように登校すると、ドアに「当カレッジは閉鎖されました」と言う張り紙一枚が貼ってあり、キャンパス内のパソコンなどはすべて無くなり、泥棒に荒らされたかのような惨状だったそうです。
カナダのニュース番組「CTV」にも取り上げられ大きなニュースになりました。ちなみに、オーナーはタイに逃亡したという報道でした。
多くの学生が通学期間が残っており、またDiplomaやCetificateを取得するため一生懸命勉強し頑張ってきた人も、何の証明書ももらえず途方に暮れていました。
このようなトラブルに巻き込まれた留学生を守ろう!と言うのがPCTIAやLanguages Canadaなのです。
★Private Career Training Institutions Agency【PCTIA】
ブリティッシュコロンビア州の教育省が運営している非営利団体で、基準規制や学生保護を通じて、ブリティッシュコロンビア州の私立高等教育の職業訓練分野における質の高い教育をサポートしています。
PCTIAに加盟するには、基本的な教育水準を上回る品質基準をクリア・維持をしなければなりません。
2005年の学校閉鎖の際は、PCTIAにより返金手続きも取られ、またPCTIAに加盟している別の専門学校がCCTCの学生を受け入れたことで、路頭に迷うこともなく無事プログラムを修了することができました。
★Languages Canada
2006年にカナダ言語協議会(CLC)とカナダの私立語学学校協会(CAPLS)が統合され、Languages Canadaが生まれました。
Languages Canadaは語学学校の基準を監査しており、カナダにおける二つの公用語(英語とフランス語)の両方をカバーするカナダ最初の組織です。国際的に認知されている品質保証制度は、包括的で厳しく、すべての領域を網羅しています。
授業カリキュラム、教員資格、学生サービス、学生受入れ、マーケティング、販売促進、施設、および事務管理など、規定は厳しい。
Language Canadaでは、学校閉鎖・倒産の損害を最小限にするため、学校閉鎖の影響を受ける学生を対象に、本来受講する予定だったコースと同等金額、同等内容でカナダ国内の認定校で提供される代替コースをいつでも受講できるようになっています。
これから留学準備を始められる方は、これらの団体に加盟している学校を選ぶようにしましょう!
学校についてのアドバイスやご案内は、キャリアエクスチェンジまでお問い合わせください。