
【K. Mさん】アトランタ教師インターン生 2025年6月 最終活動レポート
2025年現在アトランタ派遣の募集は中止しております
昨年の夏に出発したインターン生から活動レポートが届きましたのでご紹介します!
これまでの活動レポート
- 第一回活動レポート⇒ https://wp.me/p5xkZc-9Hd
- 第二回中間活動レポート⇒ https://x.gd/gp3t4
インターン⽣の紹介
名前:K.Mさん
性別:女性
渡航時の年齢:23歳・新卒参加
担当学年:小学校1~3年生、中学校1年生
派遣時期:2024年7月
派遣エリア:アトランタ・ジョージア州
Q&A形式 活動レポート
改めて、担当したクラス、学年を紹介してほしいのですが、各クラスや各学年の特徴、生徒の様子・雰囲気なども交えて紹介してください。
最後に担当した二年生について 二年生は、厳しい指導がされていたので子どもたちは先生の指導をよく聞いている印象がありました。人数が多いため、日本語のレベルを三つに分けられていました。子どもたちも、自分のレベルは把握して勉強することができ、習熟度に合わせて一年以内でもレベルを変えていることもありました。日本人の子どもたちが一番多い学年であったため、一番上のレベルでは日本の教科書を使用して、実際の日本の学校で行うような国語科の授業を意識した指導を行っていました。この学年は先生同士の連携がうまくとれており、授業内容のすり合わせや打ち合わせを積極的に行っていました。
担当の先生から学んだ教授法や、クラスマネージメントのコツ等を教えてください。
担任から学んだ教授法について、子どもたちに日本語を教えるだけでなく日本式の教室指導を行っていたことが特に印象的でした。アメリカ人の子どもたちの授業態度は、日本人だけの学校と比べると全く違っていました。椅子に座れない、宿題を認知できない、筆記用具を盗むなど様々なクラス内での問題を目の当たりにしました。私の担任の先生(以下U先生)は、しっかりと子どもたちと向き合うことを重視しており、どんな小さなトラブルでも見過ごさず真剣に話をしていました。幼い子どもたちですが、学期の最後には先生との強い信頼関係を築くことができていることが分かりました。
自身がやったもので、成功した活動や指導方法を教えてください。
私は、日本語を使って日本の九九を指導しました。一か月をかけて子どもたちの到達度と意欲を観察し、最後には九の段まで暗記することを全体目標として指導を行いました。かけ算の単元では、計算に苦手意識を持っている子どもたちを含めて全体で楽しんで学習することを心がけました。九九の歌を一か月かけて少しずつ練習し、家庭学習用にグーグルクラスルームにURLを共有しました。一つの段を教えるごとに可愛らしいステッカーを配ることで、子どもたちが積極的に活動に参加するように促しました。また、日本人の子どもたちにはコンピューターを使って意見を交換したりする掲示板を使用したり、ゲームを使って単語や漢字の復習などを行ったりしました。
担当の先生がやっていた中で、印象に残っている授業やアクティビティについて教えてください。
あんたがたどこさゲーム
U先生は、以前は体育の先生をしていたためクラスや休み時間に、体を動かす機会がありました。あんたがたどこさゲームでは、歌に合わせてボールをバウンスさせる活動です。身体を動かしながら日本語の歌を歌うことは難しそうに見えましたが、休み時間に大会が開けれるほど人気な遊びでした。
直近3ヶ月間で参加した学校内の行事やイベントを教えてください。
- 体育祭
- 数学オリンピック
- 退職パーティ
- サイエンスフェア
- Teacher’s appreciation week
自身の業務内容、学校での役割について教えてください。最初と変化はありましたか?
最初は授業外の業務も多く、カープールや雑務など様々に仕事をしていたが、後半は教室内にとどまって授業をサポートしたり、実際に子どもたちに授業をしたりした。
英語力の成長を感じますか?
感じた。
直近3ヶ月間で、ホストファミリーとは、どう過ごしていますか?
週末に出かけることは協会以外はほとんどなかったが、ワシントンとニューヨークに車で旅行した。家族でのイベントに出かけることはあったがそれ以外は友人と時間を過ごすことの方が多かったです。家ではホストシスターにピアノを教えたり、宿題を教えたりしていた。ホストシスターは私の担当していたクラスにいたため、教えることが時々大変なこともあった。
このプログラムを通して、ご自身が成長した点、これからの課題点や課題に感じる点を教えてください。
このプログラムを通して、精神的に以前より強くなれた。もともと意見を主張することに抵抗がなく、何事も積極的に参加するような性格であったが、このインターンを通してよりそれが強化されたように感じた。アメリカでは意見を求められる場面が多く、主張しなければどんどん無理な要求をされてしまうような苦しい状況をも経験した。現場でフルタイムで働かないと見えなかったであろう学校経営の難しさや教師の働き方などを間近で見て経験することができた。思い返すと子どもたちとの楽しい思い出だけでなく、精神的に追い込まれるような大変な状況もあったが、それを乗り越えた今は充実感と達成感を感じている。
これからチャレンジしたいこと、やってみたいことを教えてください。(帰国後のキャリア)
これからは、アメリカに戻って日本語教師としてのキャリアを積むか、大学院に進学してより言語教育についての知識を深めていきたい。
これからチャレンジしたいこと、やってみたいことを教えてください。(帰国後のプライベート)
帰国後は、関西万博で英語を使って世界中の人々と働いていこうと考えている。培った英語力を落とすことなく、英語の試験を定期的に受けていこうと計画している。
インターン期間中にできた新たな趣味や、みつけたお気に入りスポットなどを教えてください
インドカレーを常に食べていたので、インド料理が恋しくなり日本で作るようになりました。また、アメリカで食べていたメキシカン料理も大好きだったので、大阪で本格的な料理屋さんを探すようになりました。政治にも関心を持つようになったので、Podcastでアメリカの政治についてのニュースを聴くようにもなりました。
今回のインターンシッププログラムを振り返って、プログラムに参加して特に良かった点、継続してほしい点があれば、教えてください。
アメリカの公教育、小さな学校での良い面と悪い面を両方見ることができること。生徒の人数が少ないため、密なコミュニティの中で人々と協力しながら働くことができること。物価高騰の中、食費をほとんど払わずに快適に生活することができていたこと。
写真の共有
①浴衣の写真
Asian fashion dayのときに来た浴衣です。朝に早く学校へ行って、着付けをしてそのまま授業をしました。子どもたちもアジア各国の様々な美しい衣装を着てきていたので、いつもより学校が華やかになりました。

②野球観戦
大谷翔平を見に、野球観戦へ行きました。球場で飲むビールは特別で、忘れられない思い出になりました。友達10人ほどで野球観戦をし、ルールを教え合いながら楽しい時間を過ごすことができました。

③奈良の観光
ホストファミリーが、私の帰国に合わせて日本観光に来ました。東京、大阪、奈良、京都などに行きました。

④ホームパーティー
ブラジル人の友人宅で、パーティーをしました。私たちは寿司をつくって、友人はケーキやブラジリアンステーキなどたくさんの料理を用意してくれました。

⑤Teacher’s appreciation week
学校のPTOが朝食をごちそうしてくださったときの写真です。

K.Mさん、活動レポートをご提出いただきありがとうございました!

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