語学留学について
英語は殆どできませんが、語学留学はできますか?
はい。語学留学は、英語力に関係なくどなたでも参加することができます。語学学校では、入学時にレベル分けテスト(Placement Test)が行われ、このテスト結果によって適正なレベルのクラスに振り分けられますので、初心者~上級者まであらゆるレベルの皆様にご参加いただけます。
働きながらオンライン英会話や通学の英会話を学ぶので十分と思っていますが、日本で勉強するのと留学をして英語の勉強をするのでは何が違うのでしょうか?
まず、日本で英語を学ぶ場合、レッスンを受けている時間(例えば週2~3時間)だけ英語の環境に身を置くことになるわけで、一歩学校から出てしまうと、通常の日本語の生活に戻り、外国人が会社にいる場合を除き、次の英語の授業までほとんど英語を実践的に使う機会がない場合が多いのではないかと思います。日常的に英語が使われていない日本で普通に生活をしながら英語を学ぶことは、至難の業です。一方、留学をした場合には、学校を離れても日常生活が基本英語になり、TVでもレストランやお店でも、街の中でも、あらゆる場面で英語中心の生活を送ることになります。また、言語を学ぶこと=その国・人種の文化を学ぶということであり、街の匂いや食生活など、留学によって実際に現地で生活をしてみてはじめて理解できる文化や習慣の違いを身を持って経験できる、という点が、日本で英語を学ぶ場合と大きく異なる点です。
大学付属語学学校と私立語学学校の、どちらにするか迷っています。違いを教えて下さい。
大学付属語学学校と私立語学学校のそれぞれの利点を下記にまとめてみました。どちらの利点が自身の希望に合っているかで比較されるのが良いでしょう。
【大学付属語学学校の利点】
図書館やカフェテリアなどの大学の施設が利用できて、大学生の“気分”が味わえる。特に名門大学のキャンパスは素晴らしい。
年間の4~5回の入学日が決まっている為、セメスター毎に授業が一斉に開始される。
大学が運営しているため、安心感がある。
『大学付属』という響きがよい、と感じる人もいる。
本人の努力次第では学部生と交流を持つ機会も得られる。
大学・大学院への進学目的の生徒が多い為、真剣な生徒の割合が高い場合がある。
【私立語学学校の利点】
殆どの場合、毎週月曜日に入学が可能な為、留学スケジュールを組みやすく、日本の大学生の夏休み期間中の留学も可能。
書類手続きや対応が早く、手続きの融通が利く。
大学付属語学学校に比べて授業料が割安な学校が多い。
大学付属語学学校に比べて、留学生の出身国がバラエティに富んでいて、ヨーロッパや南米、アフリカなど様々な国の生徒と出会うチャンスが多い。
ビザ不要プログラムが用意されている。
一般英語だけでなく、ビジネス英語コース、TOEFLコース、インターンシップ等、多種多様なプログラムの用意がある。
学校によっては、課外アクティビティが毎日開催されているところもあり、クラス外の学校全体の交流が盛んに行われている。
日本人が少ない語学学校に行きたいのですが、どこがよいですか?
都会の語学学校では、どこもアジア人が多いですが、現在メインのアジア人留学生は日本人留学生ではありません。語学学校は、入学時期やレベル分けテストの結果によって入るクラスによっても国籍の割合は大きく変動致しますので、一概にどこの学校が日本人が多い、というご案内はできませんが、一般的に、大学付属語学学校は、通年アジア人の比率が多いです。大都市には世界中からあらゆる人種が集まり、それが世界一の大都会である所以(ゆえん)です。大都市には日本人やアジア人が少ない語学学校は基本的にありませんので、日本人の比率がどうしても気になる場合には、各国の郊外エリアのキャンパスに留学するしか方法がないでしょう。
帰国してから就職先を探す場合、イメージとして名門大学の付属語学学校留学、と書いた方が就職に有利な気がしますが、どうなのでしょうか?
語学学校は、大学付属でも私立でも、『語学留学』に変わりはないのですが、名門大学の付属語学学校というイメージと響きに惹かれて入学する方もいらっしゃいます。ただ、それが日本での就職の際、採用側の印象をよくするものなのかどうか、ということは、正直分かりません。語学学校で行われる授業は、大学付属でも私立でもそれほど大きく差があるわけではありませんので、就職を有利にする語学留学ができるかどうかは、どれだけの実力・スキルを身に付けて帰国したかということで、結局は自分次第です。どの学校に留学したか、という問題ではありません。
どうしてもアメリカの大学に入学したいので、TOEFLのスコアを一刻も早く取得したいです。いろいろな語学学校にTOEFLコースがあるようですが、どのプログラムがよいでしょうか?
TOEFLコースを受講するには、それぞれの学校で決められている規定以上の語学力(通常中級~上級)が必要となります。従って、語学力初心者の場合、残念ながら最初からTOEFLコースを受講することができません。どちらの学校であってもまずは基本的な語学力アップを図り、中級(学校によっては上級)以上の語学力が身についたところでTOEFLクラスで集中的な勉強をすることになります。