渡航前の準備について
日本のアパートを退去するには、通常2~3ヶ月前に告知しなければいけません。そこで留学準備期間と実際の渡航日、語学学校に入学する時期や住居のキャンセルなど、タイミングを考えています。また、荷物も、どうしたらよいものかと・・・・。アドバイスをお願いします。
アパート退去の告知と共に、出発の3~4ヶ月前から渡米準備を始める、というタイミングがちょうど良いと思います。お荷物は、最初からすべて渡航地に送ってしまうよりも、まず最小限の荷物で渡航してください。日本から送るよりも現地で購入した方が安いものもありますので、まずは、生活をしてみて住居が落ち着いてから、どうしても日本から取り寄せる必要のあるものを選んで、日本のご家族または知人に荷物を送ってもらう方が、現地での引越し費用などの負担が少なくなります。この場合、日本から出発する前に、何を送ってもらいたいのか、ご親族にもきちんとわかるようなパッキングをしておくなどの考慮が必要です。ちょっとした小物や家具など、日本から送るよりも現地調達の方が安い場合が多いです。特に、現地の日本人留学生や駐在員のネットワークを使って、海外生活を引きあげて日本に帰国する日本人から、使っていたTVや家具などの生活必需品を安価で譲ってもらうのが賢い方法です。現地では、日本人同士のネットワークも積極的に活用しましょう。
お金はどうやってもっていったら良いですか?
大量の現金を持参するのは危険ですので、当面の生活費は、国際キャッシュカードまたはキャッシュパスポートを作って持参してください。長期滞在者の場合、現地で銀行口座を開設することになります。現地口座を開設したら日本の口座からまとめて海外送金をするのが良いでしょう。海外にいながら海外送金を自分でできるように、渡航前にオンラインバンキングに加入しておきましょう。
パソコンは持って行ったほうが良いですか?
パソコンは持って行ったほうが良いです。もしなければ無理して購入する必要はありませんが、スマートフォンかパソコンのどちらかを持参しませんと、海外でとても不便な思いをすることになります。
日本の携帯電話はそのまま海外で使用できますか?
日本から海外対応携帯電話を持って行くと通話料が高く発信しても受信しても毎分100円以上かかるので(詳しくはお持ちの携帯電話キャリアにお聞きください)海外でも携帯電話なくして生活はできません。友達ができたら待ち合わせ、仕事探しや部屋探しには必ず携帯電話が必要になりますので絶対に早めに手に入れましょう。
航空券はいくらぐらいで購入できますか? 片道航空券でもいいですか?
航空券の購入は各自でお願いしております。航空券の値段ですが時期や購入方法によって大きく異なります。なるべく安く航空券を購入するのであれば、オンライン格安航空券販売会社で購入するのが良いでしょう。いろいろな販売会社の料金を比較できるサイトがありますので、是非ご利用ください。ビザなしでの渡航をされる方の場合、必ず往復航空券を購入してください。ビザをお持ちの場合は、片道航空券で大丈夫です。しかし片道航空券は値段が高い傾向にありますので、1年以内に帰国する予定があれば、365日以内であれば帰国日を自由に設定できるオープンチケットを購入されることをお勧めします。
海外旅行保険には入らないといけませんか?
海外の医療費は日本以上に高額です。留学は長期の滞在となるので必ず加入してください。尚渡航後、海外より日本国内の海外旅行保険に加入申し込みすることはできませんのでお気をつけください。国によってはビザ申請時点で、保険に加入することを渡航者に義務づけている国もあります。2001年より国民健康保険加入者が海外で治療を受けた場合、治療費の一部を帰国後に申請する事により還付してもらえる制度ができました。しかしながら現地で高額な治療費を一旦、全額自己負担しなければならない上、治療費の算定も実際にかかった費用ではなく日本の算定基準によって計算された金額になるなどの問題点があります。これらの事からやはりキャッシュレスで治療が受けられる海外旅行保険に加入しておく事をお勧めします。
日本の年金、保険など、渡航前に何か手続きが必要ですか?
日本を離れる間の年金、健康保険の保険料、住民税などの税金、転出届を提出する必要があります。 自治体によって取り扱いが異なるため、所轄の自治体の窓口に確認してください。