トビタテ!留学JAPAN 第3期選考結果の分析まとめ
「官民協働海外留学支援制度~トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム~」第3期派遣留学生の選考結果が発表されました。
どんな大学生が選考を通過したのか、皆さん気になるところだと思います。
そこで文部科学省が公表したデータを分析してみました。
■ 全体的な倍率
応募者数は1290人、合格者数404人ですから、倍率は3倍となります。
思ったよりも応募者数が少ないと感じました。まだ3回目ということもあり、知名度が低いこともあるかもしれません。
■ どのコースが通過しやすいのか?
応募は下記5つのコースごとの応募となり、募集人数が予めコースごとに決まっています。
自然科学系、複合・融合系人材コース
新興国コース
世界トップレベル大学等コース
多様性人材コース
地域人材コース
各コースの応募者数と合格者数の比率を見ると、
もっとも倍率が低いのが 自然科学系、複合・融合系人材コース 2.2倍
もっとも倍率が高いのが、多様性人材コース 5.5倍
となっています。
■ 留学先は?
一番多いのがヨーロッパで170人、次いで北米の124人。
思いのほかアジアは74人と少ない印象でした。
やはり奨学金をもらえるからには、よりコストがかかるヨーロッパや北米を目指す大学生が多いのかも?と思いました。
■ どこの大学の生徒が合格しやすいのか?
合格者数は全404人、大学は全113校とのこと。
≪内訳≫
国立大学 253人 52校
公立大学 21人 13校
私立大学 118人 36校
国立大学の大学生が合格者全体の63%を占めています。公立大学も含めると68%にものぼります。
また大学種別でいくと国公立大学が58%となっていることから、国公立大学の大学生が有利のようです。
国立大学で一番多いのが東京大学の24名、次いで京都大学・九州大学の各19名です。
私立大学では、早稲田大学17名、次いで慶應義塾大学15名という結果です。
応募者数・合格者数のデータがあるともっとはっきりするので、是非公表してほしいものです。
まだ3回目ということでそれほどたくさんの申請者がいないことから、データとしては不十分ですが、傾向は大体つかめるとおもいます。
これからトビタテ!留学JAPANの申請を検討している方は、これらのデータを元に戦略を練ってみてください。