カナダの現状について【2020年11月14日付】
現在コロナウイルスの影響で入国制限が掛けられていたり入国時の特別規定が設けられている国がほとんどです。またこの特別規定も状況に応じて目まぐるしく変更されています。そこで本日は、現在のカナダ国内の様子や入国制限、ビザに関してご案内いたします。
【カナダ入国制限】
〈制限・義務〉
入国制限：202
0年11月30日まで（参照）
自己隔離義務：2020年11月30日まで （参照）
アメリカ国境封鎖：2020年11月21日まで （参照）
〈自己隔離〉
1) 11月20日まで（以前同様）
・入国までに自己隔離計画の提出（ArriveCAN、オンライン、到着後用紙記入）
・空港到着から自己隔離期間滞在先まで直行
・到着後の電話でのフォローアップに応答
・メールで届く健康チェックに任意で回答
2) 11月21日以降
・出国までに自己隔離計画の提出（ArriveCANのみ、義務）
・空港到着から自己隔離期間滞在先まで直行
・自己隔離期間滞在先に着いたらArriveCANで到着後48時間以内に到着報告（義務）
・到着後毎日ArriveCANを通して健康状態報告（義務）
3) 今後
今回の1)から2)への変更に伴い、政府はPilot Projectの実施を認めました。
具体的には、アルバータ州にて、条件を満たしている入国者に対しボランティアでPCR検査を実施。陰性だった場合、14日間ではなく数日間で自己隔離解除が可能となるものです。
当プロジェクトにて結果が証明できれば、入国時のPCR検査導入が今後自己隔離に取って代わる可能性がございます。
とは言え、現状を踏まえ、少なからず年内は自己隔離義務が継続されると見ています。
【学生ビザでの入国】
10月20日以降、以下に該当する場合は入国可能となりました。（参照）
〈入国条件〉
・就学予定校が、コロナ対策プラン承認済みDLI学校リストに掲載されていること
・上記の学校に基づく、学生ビザ保持者もしくは学生ビザ承認レター保持者
〈渡航時に提示が必要なドキュメント〉
・学生ビザ承認レター
・入学許可書
・資金証明
（・就学校からのサポートレター）
※新たに、滞在期間中の十分な資金があることの証明の提示が必要となりました。
〈入国時に入国審査官が見るポイント〉
・カナダへの渡航理由
・滞在先に到着後すぐに自己隔離が可能か
・その他、以下就学校からのサポートレターに含まれる点
〈就学校からのサポートレター〉
・自己隔離期間中にオンラインレッスンへ参加できること
もしくは
・対面授業参加前に自己隔離期間を満了できること
・学校が対面授業にて開講していること
【ワーホリ】
〈入国条件〉
以下の条件が整っていることで入国可。（参照）
・Job Offer
・ワーホリ承認レター（POEレター）
・滞在期間をカバーする保険への加入
〈申請〉
・プロファイル登録は可能
・Invitationの送付以降、一切の審査停止
2020年11月12日(木)をもって、2020年度のワーホリはクローズとなります。（参照）
それ以降、プロファイル登録済みの方がどのような扱いになるのかは現時点で不明瞭です。
〈POEレターの期限延長・切り替え〉
・POEレターの期限まで30日を切っている場合、期限延長のリクエストが可能
＞移民局は最長12ヶ月としておりますが、合計で8ヶ月半ほどの期限延長となっている方が数名おります。再度申請することで合計12ヶ月延長となるかもしれませんが、現状該当者の情報がございません。
・POEレター保持者は、カナダ国内で切り替えが可能（オンライン申請で原本郵送）
＞オンライン申請を完了の後、2～3週間ほどで登録先住所にて原本を受領されております。
〈再入国〉
ワーホリで一度カナダに滞在していた方の再入国に関してはJob offer不要と移民局のウェブサイトには記載されておりますが、実際に日本を出国できなかった方が数名おります。
＞出国不可の理由としては「Job offerがないから」とのことです。ただ、皆さま共通しているのがビザの残期間が短かったことや、再入国後上記のDLIリストに掲載されていない学校への就学予定であったことが挙げられます。
＞再入国に当たり、あくまで「仕事目的」であることが求められるのかもしれません。
【BC州の一時規制（NEW）】
過去数週間の1日の新規感染者数の劇的な増加、またハロウィンでの大規模な集まりが影響してか1日で500人以上をも記録する日が続き、バンクーバーや、バンクーバー近郊が含まれるVancouver Coastal HealthとFraser Health地区に限り、11月7日付けで以下の措置が新たに敷かれました。
〈期間〉
11月7日(土)午後10時～11月23日(月)午後12時の2週間
〈概要〉
大きな変更点としては、屋内外、規模問わず一切の集まりが禁止となったため、友人と出かけたり、ご飯に行ったりすることが不可となりました。同居人（ホストファミリーやルームメイト）とのみ交流が許される形になりました。
ただ、その他ビジネス（食料品店やレストランを含む）に関しては営業の継続が許されており、ロックダウンというわけではなく、生活面に関しては不自由なく生活できる見込みです。
〈規制内容〉
1) 個人
・一切の集まりの禁止
＞以前は6名以下の集まりは可でしたが、今回の措置で規模、屋内外問わず一切の集まりが禁止となりました。基本的に、同居人同士での集まりのみ許されています。
・家への訪問者禁止
＞友人、家族でも家への来客は一切禁止
※屋外の散歩に関しては、最大2人までは可とされています。
※一人暮らしの人のみ、近しい1、2名との集まりは可とされています。
2) 学校
対面授業継続予定。
会見で言及されているのは、公立の幼稚園～高校のことかと思われますが、感染拡大の要因は私的な集まりであることがほとんどであるため、人が多く集まる場ではありますが学校閉鎖は考えていないようです。
3) ビジネス
Covid-19 safety planに沿った形で営業継続可能。
・出社する従業員は毎日健康チェックをすること
・従業員と来客が物理的距離を保ち、マスクを着用すること
・可能であれば、在宅勤務を推奨
4) レストラン
Covid-19 safety planの見直しをし、テーブルの設置や人数制限等のルールが徹底されていれば営業継続可能。不足箇所がある店舗はテイクアウトのみの営業に変更。
このように日本でもここ最近感染者が増加しているようにカナダでもハロウィンイベントなどの影響もあり感染者が増加しているようです。ただ、語学学校やカレッジ、大学が閉鎖されるという訳ではなく感染対策を徹底する規定となっています。
コロナウイルス関連での規定は日々目まぐるしく変化していますので、カナダに渡航される方は事前に航空会社や渡航先の日本領事館サイトなどより最新情報を確認することをお勧め致します。
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