アメリカ移民・関税執行局(ICE)外国人留学生(Fビザ及びMビザ)に対する措置について
【情報更新】2020年7月16日
アメリカ政府は、大学側からの訴訟、世論の反発を受け、本措置を撤回するという声明を出しました。秋学期から授業がすべてオンラインとなったとしても、アメリカ入国・滞在が認められます。
この撤回を受け引き続きオンライン授業のみの提供を決定した大学が多くなります。オンサイト授業やハイブリッド授業を提供する大学は一部となりますので、これらの大学を希望される場合はご相談ください。
2020年7月14日
先日、日本のテレビニュースでも大きく報じられた、アメリカにいる外国人留学生に対する新しい措置について、現在留学されている方、これから留学予定の方は非常に心配されていることかと思います。
外務省のホームページに今回の措置に関して、まとめられた文章が発表されましたので、下記に抜粋した文章を掲載します。こちらをクリックして、外務省サイトからも確認していただけます。
ポイント
●7月6日,米移民・関税執行局(ICE)は,米国の大学や高校に在籍する外国人留学生(Fビザ及びMビザ)に対する措置(「秋セメスター・ガイダンス」)を発表しました。
●新型コロナウイルスの影響を受けてなされたこれまでの臨時措置(学校がオンライン授業に切り替わった場合等において,留学生が規定以上のオンライン授業を受講することを許可するなど)を秋セメスターから修正するもので,主な内容は以下のとおりです。
本文
1.対象ビザ/ステータスは,一般学生向け「F-1」と職業訓練プログラム受講の学生向け「M-1」の2種類
2.「秋セメスター・ガイダンス」は各学校が定める秋セメスターの開始日から発効
3.既に米国に滞在し,秋セメスターにおいてオンライン授業のみを実施する学校に在籍する留学生は,(1)出国して米国外からオンライン授業を受講する,又は(2)対面式授業やハイブリッド授業(オンラインと対面式の組合せ)を実施する学校に転校するなどの対応が必要
4.米国外にいる外国人で,留学予定の学校/プログラムが秋セメスターにおいて全授業をオンラインで行う場合,ビザは発給せず入国も認めない
5.秋セメスターにハイブリッド授業を実施する学校は,学校は完全にオンラインで運営されることはないこと,当該留学生は秋セメスターの全授業をオンラインで受講するわけではないこと等を証明するために,各留学生に新規のI-20を発行しなければならない
※詳しくは以下のICE発表をご参照ください。
・ICEプレスリリース
https://www.ice.gov/news/releases/sevp-modifies-temporary-exemptions-nonimmigrant-students-taking-online-courses-during
・ICE関係者向け案内
・ICEよくある質問と回答
クリックしてsevisFall2020_FAQ.pdfにアクセス
現在留学中又は留学予定の方は,十分に情報収集の上,学校側ともご相談いただくようお願いいたします。
今回の措置を受け、キャリアエクスチェンジでは提携するアメリカの教育機関に今後の対応を確認しております。すでに秋学期からの授業を全てオンライン授業にすると発表している教育機関もあり、これらの教育機関は今後の対応を協議中と連絡が来ております。教育機関によってはソーシャルディスタンスを守るために、通学とオンラインの組み合わせ「ハイブリッド」を提供するところもありますが、新規の留学生の受入ができないという学校も出てきています。
この措置を受けアイビーリーグの各大学、カリフォルニア大学の各大学など、大きな大学組織がアメリカ移民・関税執行局に対して訴訟を起こしたばかりです。今後、この措置がある程度緩和される可能性もあるようです。
状況は変化しますので、最新の情報を確認したうえで、今後の予定を決定するようにしてください。これから留学予定の方、現在留学中で転校をお考えの方は、キャリアエクスチェンジまでご相談ください。